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「貴様…七魔牙か?」
「いや、僕は違うけど…第三魔牙に頼まれてここにいるのさ。」

「君達みたいな…侵入者を排除するようにね。」


睨みを効かせて男はそう言った。

なるほど?
この人が七魔牙戦前の手慣らしって訳ね。


「さあ。先に進みたければ僕とコインを賭けて勝負しよう。まあ…絶対通さないけど!」
「上等だ。」

「待て。」


ランス君が歩き出すと、それを止めたのはドット君だった。


「俺が行く。」
「ドット、」


ドット君、さっきまでと少し雰囲気が違う様な…?
顔には青筋を浮かばせていた。



「俺はよ…ツラがいい奴が死ぬ程嫌いなんだよ。」






「そうか。」
『そうなんだ…。』
「頑張って。」
「頑張って…。」


完全に私怨だった。
やっぱここの人たち地味に頭のネジ外れてる?


「てめぇ、あれだろ?」
「ん?」


ドット君は面と向かって問いただした。


「ファンクラブがあんだろうが。」
「あるけど…何?」


淡々と答える男の方。
この人余っ程自分の容姿に自信があるらしい。
尊敬の意。


「嫉妬が始まりそう。」

『同意。』
「絶対そうだね。」
「だろうな。」


ドット君らしいと言えばらしいけど。
とりあえず耳塞いとこ。


「キラキラした日常を送ってる奴は殺す!!」

「やっぱり。」
『理不尽過ぎる。』
「清々しい程の僻みだ。」
「悲しい生き物だな。」


この冷めたようで暖かい雰囲気。
逆に安心するわ。


「何?イケてる僕への嫉妬?」
「そうだけど!!!?」


ドット君こういうの素直なのいいよね。
変に誤魔化さないと言うか。


「嫉妬でも何でもしなよ。まあ、顔も頭もイケてない君に、僕が負けるわけないから。」

「ローズウィップ。」


男が呪文を唱えると、手に持っていた杖が光る。
杖は棘の生えた植物に変化した。
しかもずっとうねうねして伸びてる。

美しい物には棘があるってか。
冗談も大概にしてくれ。


「喰らえ、エクスプロム!!」


攻撃は直線に相手に向かって行ったが、相殺された。

おかしいだろ炎タイプが草タイプに負けてどうする。
元素の定理どうした。

そして1本の植物がドット君に向かっていく。
ドット君はギリで避けたが、植物は床に激突して破壊した。
かなりの威力がある模様。

手数は完全に相手の方が上だ。


「君達、シルバ先輩に勝ったんだろ?」

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夜野(プロフ) - アリガトウ!!!!!さん» コメントありがとうございます嬉しいですー!!思い付きで書きましたが楽しんで頂けると幸いです! (4月6日 22時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)
アリガトウ!!!!! - コレ、見たかったヤツだぁ〜♪呪術とマッシュルのコンビ探してたんだよねぇ〜!あざす! (4月3日 17時) (レス) @page17 id: 77321a7683 (このIDを非表示/違反報告)
夜野(プロフ) - あやなみ。さん» コメントありがとうございます!更新頻度あげられるよう頑張りたいです🫡 (3月25日 21時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - 夜野さん» 続編おめでとうです!これからも頑張ってください! (3月25日 8時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
夜野(プロフ) - ちはねこさん» コメントありがとうございます!ちはねこさんの期待に応えられたなら幸いです🥹これからも皆様に楽しんでいただけるよう頑張ります!! (3月22日 0時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜野 | 作成日時:2024年3月20日 23時

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