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『マッシュ君、それは?』


マッシュ君は懐からシュークリームのぬいぐるみを取り出し、じっと見つめていた。
赤いリボンが付いてる…まさか。


「レモンちゃんから貰ったんだ。あまり無茶しないでくれって…」


やっぱり。
マッシュ君はぬいぐるみを胸に抱き寄せた。


「ごめんだけど、約束…守れそうにないや。」


約束。
守れなくても自分の為だと分かったら、レモンちゃんはきっと許してくれるよ。

レモンちゃん、絶対助けるからね。


「行こう。」


そして私達は階段を降り、地下へと続いた。


「学校にこんな地下が…」
『なんか闇深いね…』

「秘密基地みたいだね、フィン君。」
「え、うん…」


確かにそんな雰囲気はあるけども。
さっきめっちゃかっこよくキメてたじゃん。

もしかして多重人格の方ですか?


「てめぇ!緊張感無いこと言ってっと殺すぞ!!」
「ごめん…。」


マッシュ君は物凄く気を落としていた。
ごめん私も言いすぎた。
心の中で。

マッシュ君意外と繊細なのかな。


「えっ…いやそこまで…」
「ちょっ、えっ?俺の方こそごめん…」


落ち込み過ぎて逆にドット君が困惑してるよ…。
悪気は無かったんだよね、うん。


『気にする事じゃないって、マッシュ君!』
「マッシュ君そんな落ち込まないで…!」












「敵が根城にするくらいだ。何か奴らにとって都合のいい場所なんだろう。」


ランス君ありがとうね、さっきから話進めてくれて。
あなたがいるおかげで団体行動が出来てます。


「おっ、おい見ろ!奥に明かりが!」




急いで先に進むと、そこは円形の作りで外側は深く掘られて中心の場に登れないようになっている。
かなり古いが闘技場のようだ。


「闘技場…」
『かなり凝ってる造りだね。』

「なんだ?これ。」
「おめぇワンテンポ遅くね?」


マッシュ君の脳にはラグが生じるらしい。
ドット君、これがマッシュ君なんだって。
慣れよう。


「正解〜!」


何処かからか声がすると、闘技場の中心に緑色の炎で包まれ1人の男が現れた。

皆その演出好きだね。


「ここは大昔の決闘場さ。今居る先生が誰も知らないようなね。」


男は白基調に裾先が紫色のローブを着ている。
レアンの生徒だな。

…てかずっと前髪弄ってるこの人。
女子かて。

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夜野(プロフ) - アリガトウ!!!!!さん» コメントありがとうございます嬉しいですー!!思い付きで書きましたが楽しんで頂けると幸いです! (4月6日 22時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)
アリガトウ!!!!! - コレ、見たかったヤツだぁ〜♪呪術とマッシュルのコンビ探してたんだよねぇ〜!あざす! (4月3日 17時) (レス) @page17 id: 77321a7683 (このIDを非表示/違反報告)
夜野(プロフ) - あやなみ。さん» コメントありがとうございます!更新頻度あげられるよう頑張りたいです🫡 (3月25日 21時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - 夜野さん» 続編おめでとうです!これからも頑張ってください! (3月25日 8時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
夜野(プロフ) - ちはねこさん» コメントありがとうございます!ちはねこさんの期待に応えられたなら幸いです🥹これからも皆様に楽しんでいただけるよう頑張ります!! (3月22日 0時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜野 | 作成日時:2024年3月20日 23時

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