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そして翌日。
私たちは敷地内の森に集められた。

何をするんだろう。


「今日の授業はここで行うと言っていたが…」


ランス君はいつの間にか私たちと行動を共にしていた。
そういう感じね、了解了解。
いつメンかて。


「ここで何をするんだろう?」
『森で出来ることって…』
「…キャンプ?」

「レジャーだろ。それは。ここは魔法学校だぞ。」
『授業にもなってないね…』


マッシュ君て、いつも可愛いこと言うよね。











「俺がナンバーワン!俺がナンバーワン!!」


突然聞こえてきた大きな声。
凄いナルシストな方がいらっしゃる…


「この俺、ドット・バレットがこの世の主人公!!世界は俺を中心に回ってる!!」


赤毛のバンダナ君が手振りを大きくして歩いて来ていた。
おぉ、目立つな。
あれが主人公か。

凄い自尊心が高いようで…尊敬します。


「フゥ〜!いつもより多めにまわ…何見てんだゴラァ!?」


私たちが彼のことをじっと見ていたのでなんか突っかかってきた。
あんな目立つんだし、見られてもおかしくないじゃん…。


「お、女の子もいる…女子は別に見てくれてもいいって言うか…ブツブツ」

「怖っ。」
『ひぇチンピラだ…』
「同じ寮の1年か…」


え、一年であんなのなんですか。怖。


「あ、つかてめぇだな?最近話題のキノコ頭っつうのは。」


キノコ頭…あぁマッシュ君のことか。
マッシュ君て変な人に目付けられやすいよね。

そういう体質?


「脇役みてぇな見た目してんなぁ。」
「何だこの人。」

「だが今日からてめぇは名実ともに脇役だぜ。なんつったってこの俺が…」
「マッシュ君〜!!」


満面の笑みでこちらに駆け寄って来るのはとても可愛いレモンちゃん。


「課外授業なんて、ちょっと怖いですね…!」


マッシュ君の元に駆け寄り、もじもじと話始めるレモンちゃんはいつ見たって恋する乙女だ。


「私は無理するつもりはないですけど…マッシュ君は気を付けてくださいね!」
「ありがとう。」


すごい…目の前の空間はとても暖かいのに…
何故か背後から冷たい雰囲気が…
なんなんだ。


「マッシュ君、よかったら一緒に…!」
「おい。」
「ん?」

「プッ!!」



バンダナ君はマッシュ君の頬に唾を吐いた。

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夜野(プロフ) - アリガトウ!!!!!さん» コメントありがとうございます嬉しいですー!!思い付きで書きましたが楽しんで頂けると幸いです! (4月6日 22時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)
アリガトウ!!!!! - コレ、見たかったヤツだぁ〜♪呪術とマッシュルのコンビ探してたんだよねぇ〜!あざす! (4月3日 17時) (レス) @page17 id: 77321a7683 (このIDを非表示/違反報告)
夜野(プロフ) - あやなみ。さん» コメントありがとうございます!更新頻度あげられるよう頑張りたいです🫡 (3月25日 21時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - 夜野さん» 続編おめでとうです!これからも頑張ってください! (3月25日 8時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
夜野(プロフ) - ちはねこさん» コメントありがとうございます!ちはねこさんの期待に応えられたなら幸いです🥹これからも皆様に楽しんでいただけるよう頑張ります!! (3月22日 0時) (レス) id: 69963d8916 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜野 | 作成日時:2024年3月20日 23時

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