TOP5になりましょうや的な？Ⅲ (ページ22)

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着いたページ22

「…で、これ？」

キヨの家に上がってまだ1分も経ってない頃。
少しのやり取りの後問いかける。
“これ“とは、テーブルにある物のこと。
ラッピングされてるね。

キ「うん、それ」

手に取ると割と重みがある。
いいね、この重厚感。
ワクワクする。

　「なら貰ってくわ、サンキューベリソーマッチ」
キ「丁重に扱えよ」
　「地面に叩きつけていい？」
キ「お前超馬鹿なの？」
　「ジョーダンよマイケル」

キヨはキッチンに向かいながら変なノリにツッコミを入れる。
お、コーヒーほんとにあんのか？
…いや。
冷蔵庫開けたから違うな。

キ「えーっと」
　「…何探してんの」
キ「あやt」
　「知ってた」
キ「早い」

勿論冷蔵庫から取り出されたペットボトルは緑色。
綾鷹じゃ〜ん！！すっごーいイメージから1ミリも違わなーい！！

キ「どうせイメージ通りじゃーんとか思ってんだろ」
　「逆に何がイメージから外れてんだ今のお前の行動に」
キ「……」
　「お前…」
キ「…想定外なことするわ」
　「え、なにすん…」

え。
ペットボトル開けて飲んだ。

キ「ゴクッゴクッゴクッ…っぷふ。どう、想定外？」
　「うん、なんか驚きより驚愕って感じが今の感情表現にピッタリだわ」
キ「ありがとう」
　「マジで褒めてないかな」

褒められたことではないかな〜それ。

キ「頑張ってイッキしたのに…」
　「アルハラ的なあやハラになってしまう」
キ「やんなきゃいけない雰囲気でぇ」
　「やめてぇ」

にしてもその量イッキか。
なかなかだな。

キ「……俺ん家にコーヒーは今ない」
　「でしょうねぇ」
キ「買ってくる？」
　「そんな長居する訳じゃないからいいよ」

人ん家に上がってコーヒーだけ飲む図々しさは持ち合わせてない。
さて、物は回収したし用は済んだかな。

　「もう自分は次のお宅に突撃するけどお前なんかある？」
キ「なんか〜？」
　「うん」

まあそんなのなかなか無いと思うけど。
なんかあるなら聞く…

キ「じゃ質問」
　「ん？なに」

あるんだ。
質問てそんな急ぎの話か。
まあどうせしょうもないことだろうな。
コーヒーはブラックかありもしないホワイトかみたいな。
いやそれただの牛乳やない＿＿

キ「“本名名前“って病院でうっしーに呼ばれた？」

　「…え」

なに言ってんだコイツ。
牛沢に(人)って呼ばれたかって？
そんなの気になんのか。

　「…呼ばれ＿＿」

いや、
…事実言うよりカマかけてみるか？
おもろいし。

　「＿＿たっけなぁ？」

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