TOP5になりましょうや的な？Ⅲ (ページ13)

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あのこと　gt.side ページ13

俺のトラウマは、多分すぐに克服することは簡単じゃない。
でも、和らげたり抑えるのは俺一人でできる。

レ「なあ。なんでそれ俺らにも言わへんの？」
キ「うん。俺らにも言ってよ」
ガ「え」

なのにこいつらと来たら。

キ「そんなの一人で抱えてたらパンクしちゃうでしょ」
レ「俺らにできること考えさせてや」

共有しろってさ。

ガ「…はは」
　「ガッチさん…」
ガ「なんか、悩んでるのがバカみたいだ」

話す。
それだけでよかったんだな。

ガ「俺にはお前らみたいないい仲間がいるんだもんなぁ」
レ「仲間って、いきなりそんな馴れ合う様なこと言わんでよ」
キ「仲間とか俺らの言葉で言う？」

仲間否定された。
ま、確かにそんなんじゃないよな。

　「たまにふざけて言うじゃん」
キ「ふざけてじゃん」
ガ「はは、だな。フツーに度を越した仲良しみたいな感じ」
レ「そんな感じやな」
キ「仲良い絡みやすい人の集まりだからなぁ」
　「高校の同級生みたいなノリだよね」
ガ「にしては年が随分違うけどね」
　「気にしないで」

俺たちは絡みやすい人間の集まりだ。
根が暗くて一人を好んでも、
何かを追求してゲームをやり込みたいのでも、
ゲームに明け暮れて生活をほっぽり出すのでも、
やけにセンスの良いゲーム好きでも、
俺たちは集まってるんだ。
共通点なんてなくても、
絡みやすい
それだけでここまで仲良くなれる。

ガ「…ふ。なんか俺、ますますうっしーにいて欲しくなってきた」
　「お、奇遇だね。自分もいて欲しい」
キ「俺もツッコミ不在だと悲しいな」
レ「ガッチさんと酒トークする相手いないのは寂しいよなー」

なんだかんだいつもいるのがいないと、違和ってのがあるね。

ガ「じゃ、深酒せずに帰るかな」
　「来て一杯目言う事じゃないな」
キ「俺も飲みすぎないようにしよーっと」
レ「俺は烏龍茶を飲む」
　「頼むから酒飲まんで」
レ「重々承知しとるわ」

二杯くらいでやめとこうかな。
積もる話はいくらでもある。
でも。
今じゃない。

店「お待たせしました〜！たこわさと天ぷらと唐揚げ、刺身です」
ガ「ありがとうございまーす」
レ「唐揚げ唐揚げっ」
キ「天ぷら天ぷらっ」
　「小学生みたいな喜び方」
ガ「さっしみさっしみ」
　「意外」
ガ「俺だって喜ぶよ」
　「…たこわさたこわさぁ」
キ「テンションひっく」
レ「嫌いなもん食う時のテンションやん」
　「だこわ“ざぁ“！！」
ガ「テンションの上げ方怖っ」
　「いただきやす」

うん。食べよう。