TOP5になりましょうや的な？Ⅲ (ページ11)

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染まる　rt.side ページ11

レ「あ、俺烏龍茶」
ガ「ん、俺は生かな」
キ「俺も生かな」
　「じゃあジンジャーエールで」

居酒屋のガヤガヤとした雰囲気がなんだか心地いい。
注文する声や、店員の活気のある声。

店「では生が二つと烏龍茶が一つとジンジャーエールが一つですね」
ガ「は〜い」
レ「あ、唐揚げお願いします」
　「じゃあ自分はたこわさを」
キ「酒飲みかよ」
ガ「俺は刺身をお願いします」
キ「あ、じゃあ俺は天ぷらお願いします」
店「はい、唐揚げたこわさ刺身天ぷらを一つづつですね」
　「は〜い」

たこわさて…。
呑兵衛の食うもんやないか。

レ「…」
　「言いたいこと全部顔にでとるよレトルトはん」
レ「将来お前酒カス」
　「ひっどい」
キ「間違ってないでしょ」

メニュー表を眺めながら左斜め前にいるキヨくんがヘラヘラと笑う。
その横にいるAは後頭部を綺麗に叩いた。

キ「いで！」
　「お前は水カスだな」
キ「酒よりはマシだろ」
レ「酒飲んだら酒カスの仲間入りな」
ガ「不名誉〜」
　「未成年なので酒カスじゃない〜」
キ「食ってるもんは酒カスです〜」
　「タコ養殖場の皆様とワサビ農家の皆様に謝れ」
キ「ごめんなさい」
　「宜しい」
レ「被害者：タコ養殖場の皆様とワサビ農家の皆様」
ガ「俺タコ養殖してるの見たことないんだけど」

タコの養殖…。
確かに見たことないな。

レ「タコ」
　「…え、悪口？」
レ「ちゃうわタコ」
　「今明確に悪意を持ってタコと仰いましたよね！？」
ガ「俺はイカ派かな」

俺の左にいるガッチさんは突拍子もなく言葉を発する。
でた。ガッチマン：お茶目

　「同じく」

Aも同意する様に右手を挙げ笑う。
…無言で手挙げてんちゃうぞキヨくん。

レ「俺蟹派やから」
　「それでいえば自分はエビ派やな」
ガ「俺はどっちも好きだなぁ」
キ「俺も両方好き」
　「よし、1on1やレトさん」

俺が勝てるおもてんのかお前に。
お前自分が思ってる以上に脳筋ダルマやぞ？
下手したら腕相撲でキヨくんと張り合うやんけお前。

　「また失礼なこと考えとるな」
レ「俺はポーカーフェイスやからそんな事ない」
キ「いや、割と出てる」
ガ「うん」
レ「ほんまぁ？俺人狼ゲーム強いねんで」
　「知ってる知ってる」

俺そんな表情に出てる？
表情筋硬い方やと思ってたんやがな。

レ「なんか、お前らとおったら思考汚染されそ…」
　「失礼な」
レ「…まぁもう手遅れか」

俺はもう染まりきっとるわ。
それももう心地いいとまで思ってんねやからな。