スタバとか言う洒落たカフェ ページ5
お、おお、推しが目の前で注文してるよぉ…！
「どうしました？」
店「い、いえ！アメリカンコーヒーのTallですね！」
「はい！」
こ、これ私ホントに現実見てる？！？推しを好き過ぎて幻覚見てない？！
店「でっ、でではカウンターの方れおまちくらさい！」
「は、はい…？」
やばいめちゃくちゃ噛んだ！私の人生終ったわ！でも推しの目の前で死ねるなら本望ですわ！
店「す、すいません噛んじゃって…」
「いえいえ全然大丈夫ですよ、接客って大変ですからね」
店「あっ、あありがとう御座います」
お、推しに慰めて貰えたんだが……？今日命日だわ。
「ありがとうござます」
そういってマスクをした推しはマスクの推しの方へ駆け寄っていく。はー天使。
店「……我が人生これにて終了しても悔いはない…」
レ「お、終わったんやな」
「おん、なんかホットミルクにするか迷ったけどアメリカンにした」
レ「キヨくんとお揃いになるとこやったで」
「それはそれでちょっと屈辱」
キ「聞こえてるからな？」
「へーへー」
はぁああああ推し達の絡み最高ッスイベント当たってるのに事前に見れるとかマジなんのご褒美すか…。
さっきの店員さんなんかめっちゃ噛んでたな…。
レ「どしたんいきなりAらしくもなく考え事して」
「らしくないは余計ですけどね？」
キ「なんでこんなに寒いのにテラス席なのかという疑問について今から話で決着つけようと思うんだけどどう思う」
「そこはもっと熱くなれよ精神でいけば寒くなくなるから必要のない話し合いだと思う」
レ「俺キヨくんの味方するからA2人分の論破考えときや」
「まって自分めっちゃ不利じゃん」
確かに寒い…。
「んじゃとっとと飲んでモールん中入ろ」
レ「ちょっと待って俺喉乾くまで待つわ」
キ「すげえ時間かかるから俺飲むわ」
レ「盗難届け警察に出すからな」
「やめてくれコーヒー1つで警察動かすの」
キ「とりあえずレトさん早く飲み干して」
レトさんは渋々ながらもコーヒーカップを口に運ぶ。
「最近ほんっと寒いな…11月とは思えない」
キ「確かに寒いけど北海道のが寒いよ」
「道民に本州の寒さに共感を求めるんじゃなかった」
そんな話をする自分達の間を冷たい風が勢いよく吹き抜けていく。
『ピロン♪』
そんな時、自分のスマホからLINEの通知音が鳴る。
レ「お、ガッチさんちゃう？」
「かもー」
しかしその内容は決して良いものでは無かった。
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作者名：Yとさん。 | 作成日時：2022年11月14日 22時
