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レ「キヨくんは何あげるん？」
キ「俺は実況者らしくマイク」
「ほぉー実況者らしいね」
その手もあったな…。
キ「レトさんは？」
今度はキヨがいかにも子供の好きそうな拳銃を持って聞く。
レ「俺も実況者らしくお高めのヘッドフォン」
「おーいいね」
キ「地味に嬉しいな」
レ「やろぉ？」
フフンと自慢気に鼻を鳴らしながら頬を赤らめるレトさん。
レ「Aは？なにあげんの」
レトさんがキラキラした輪っかを戻し緑色のパーティー帽を物色する。
「自分は…」
あげるものを思い浮かべながら口に出す。
「ちとお高めのアクセサリ」
キ「へえ？指輪？」
「へへ、内緒」
レ「気になるなあ」
「まあアイツが開封したら分かるし」
そんな事を話しながら雑貨を買い終え残るはケーキだけ。
でもケーキの受け取り時間はまだ先。
「時間でも潰しとく？」
キ「じゃあスタバでもいこうか？」
レ「洒落てる」
「じゃあそこで30分くらい待つか」
キ「オケ〜」
レ「分かったー」
「コーヒーどんくらい飲もうかなぁ」
レ「Tallじゃないの？」
キ「俺はホットミルクかなあ」
「いっつもそれだな」
レ「俺もコーヒーにしよ」
ガラス張りのドアを開け店内に入る。
キヨはいつもながら先に入りドアを止めておいてくれている。
キ「どーぞ」
「あざーす」
レ「あーす」
キ「地球じゃんw」
気遣いが本当に凄いやつだな。
キ「すいません、ホットミルクのTall1つ」
店「かしこまりました」
レジに商品の値段を打ち値段を伝え、お金を貰う。
店「そちらのカウンターで少々お待ちください」
キ「はーい」
レ「受け取ってても待っててな」
キ「俺そんな白状者じゃないw」
「ほんとかねぇ」
キ「どうせテラス席しか空いてないんだからすぐ見つかるって」
……ん？なんか聞いたことある声達。
レ「すいません、俺ドリップコーヒーのTallで」
店「…へ？」
目の前には特徴的な鼻声で注文をしてくる推し。
その横には何にするか悩んでるのか推しのすぐ側でカウンターのメニューを見ている推し。
更には少し離れたカウンターでホットミルクの出来上がりを待っている推し。
店「＿＿＿＿＿！？！？！！？」
理解が追いついた頃にはレジ打ちを終わりカウンターへ誘導していた私。
「えーと、、、アメリカンコーヒーのTall！」
悩みを割り切ったかのように言う推し。
店「は、はいっ！」
やばい赤面しまくってる絶対。
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作者名：Yとさん。 | 作成日時：2022年11月14日 22時
