TOP5になりましょうや的な？Ⅱ (ページ14)

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闇の中からどうもこんにちは。 uszw.side ページ14

ああ………

あ…？

なんだ、瞼が上がらない。
俺の瞼3トンあんの？？

「＿＿＿！！」

…なんだようるせえな。
眠たいんだから静かに…

「＿＿？！＿＿＿！！！」

…なんだ？嫌がらせか？お前誰だよ。
と…いうか、俺、なんで寝てんだっけ。

暗い、寒い。
なんだこれ、生きた心地がしない。
怖い、辛い、苦しい。
嫌だ、なんだ、気持ち悪い。

「＿＿＿！！」

うるせえ、誰なんだよ。なんかノイズかかってちゃんと声聞こえねえんだよ。
なんか…アニメの主人公が転生する時みたいだな。

「＿！！＿＿＿！」

……さっきからすっげぇ呼びかけてくるな。
なんなんだよ。
俺に用でもあんのか？
てか俺寝てんのか？にしては意識あるな。
というか俺、いつ寝たっけ？
…てか俺家に帰ったかな。

「＿＿し＿！！＿＿＿＿きて＿＿！！」

なんか肝心なとこだけノイズされてる…。
▼文字が掠れていて読めない！
状態じゃねえか。

ダメだ、睡魔が凄い。
でもまあ瞼くらいは開いてやっても良いかもしれない。
このうるせえ野郎に一喝入れてやろう。

「＿＿＿?!＿＿！＿＿＿よ！」

うるせえな。今起きるって。

そして重い、重い瞼を全体力振り絞る位の力で持ち上げる。
何故か瞼を上げることが通常の時よりも数億倍難しい。
瞼を上げる動作なんて普通なら意識せずとも出来たのに。
眠い。辛い。起きたくない。

あぁ、このまま眠りについてしまいたい。

そんな気持ちを強く振り払い精神力を酷使する。
そしてだんだんと光が瞼の間から眼球へと届く。

「ぅぁ……ぁ……」

あれ、声がうまく出ない。
眩しい、光が鬱陶しいくらいだ。

「＿＿！うっしー！！」

この声…聞き覚えがある。
男か女か分からねえ中性的な声。
ぱっと聞けば男にしか聞こえない響きのある声。

「よかった…うぁぁ……よかったぁ…」

段々と光に目が慣れてくる。
そして目の前に広がる光景は無機質な照明と天井。
目線を下にやると何人か、人がいる。

「うっしー、！よかった…よかっだ…」

俺の腹の辺りで泣き崩れてるのは少し鼻の詰まったような声をしている男。

「うっしー…生きてて…ホントに良かったぁ…」

そう笑いながら枕元で座ってるのは眼鏡をかけた少しおじさんっぽい優しい顔をした男。

「っぐ……っう…心配したよ…マジで…Aに続いて入院とかマジ勘弁して…」

そうAと名前を挙げたのは高身長な男。

「っ…もう、マジで…良かった…」

そう嗚咽を漏らすのは俺を呼びかけていた張本人。