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決勝を3日後に控えたある日
雷門に誰かが来た
貴｢…？｣
明｢野坂だ！｣
貴｢野坂？｣
氷｢王帝月ノ宮のキャプテンだよ｣
貴｢ああ！
君座り方がすごい人だ！｣
野｢…そんな覚え方されてたんだね…僕｣
貴｢…ごめん｣
剛｢要件はなんだ！｣
野｢これを渡すよ｣
万｢…｣
野｢僕達のデータだ｣
敵に塩を送るとはこのことなのか？
貴｢…ねぇ野坂君｣
野｢何？｣
貴｢君、私のことを調べてるだろ？｣
野｢さぁ…｣
貴｢事故について、そして
私の生い立ちも
私はアレスの天秤システムを受けた人間だ
私は脳ではなく心臓に腫瘍が行った
私は伊那国で育ったのは事実｣
氷｢ど、どういうことだ…｣
貴｢…私が…8歳くらいの時…島に居なかったの
覚えてる？｣
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作者名：星熊 | 作者ホームページ：http://onigasima
作成日時：2020年4月30日 23時
