RAMPAGEのお姫様Ⅱ (ページ5)

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寝坊ページ5

慎「…………………」

壱「眠そうやな、慎」

慎「ぁ……おはようございます、壱馬さん」

壱「ん、おはよ」

北「相変わらず朝はｼｬｷｯとしてるな、壱馬」

壱「珍しく寝坊せんかったんやな、北人」

樹「起こしたの俺なんですけどね」

北「ちょｯ!樹!!」

壱「成程な、樹が起こしたんなら納得いく」

北「(ﾑｽｯ)」

陣「北人はさっさとご飯食べ!!遅いんやから!!」

北「はーい」

北人はﾓｸﾞﾓｸﾞと朝ご飯を食べていると大体のﾒﾝﾊﾞｰは

居るが誰かが足りない気がし、首を傾げた。

するとLIKIYAが居ないﾒﾝﾊﾞｰに気付き、陣に

話し掛けると若干呆れながらも溜め息を漏らした。

陣「また翔平か、ｱｲﾂの目覚ましが悪いんちゃう」

力「相変わらずだな、翔平は」

陣「ん??でも翔平だけじゃないみたいですわ」

力「あれ??Aが居ない、珍しいな」

陣「ﾎﾝﾏや、具合悪いんだろうか」

力「最近仕事ばかりだからね、疲れ溜まったかな」

陣「翔平も居るんで俺が「いや俺行きます」北人」

北「陣さんは翔平を頼みます、俺はA行くんで」

陣「お、おぉ…じゃあ頼んだ」

話している間に北人は朝ご飯を食べ切り、ｷｯﾁﾝへ

向かおうとすると樹が小さく北人にしか聞こえない

声で何かを呟けば、北人はﾁﾗｯと樹の事を見た。

樹「朝からAの事襲わないで下さいよ」

北「ﾊﾞｰｶ…樹じゃないだし、しないよ」

北人はAの部屋まで向かうと部屋の前まで

着き、小さくﾉｯｸをするが応答がない。

仕方無く部屋を開けるとﾍﾞｯﾄﾞに寝ているAを

見つけ、ﾍﾞｯﾄﾞの傍まで行くが全然起きる気配が0。

北「Aー、Aさんー、朝ですよ」

シ「……zzz」

北「朝ご飯抜きになっちゃうから起きてー??」

シ「ん､……んぅ」

北「ありゃりゃ全然起きない、珍しい」

ｽﾔｽﾔと眠るAを見て北人は笑い、頭を撫でると

安心したのか更に寝息が聞こえ始める。

北人はﾍﾞｯﾄﾞの淵に座り込むとｷﾞｼｯと身体が沈み、

Aの上に覆い被さると小さく囁いた。

北「起こしたのに起きないからね、ちょっとだけ」

寝ているAにｷｽをすると離れる際にﾁｭｯと

可愛いﾘｯﾌﾟ音が響くとAが目を開ける。

視界いっぱいの北人に対して、小さく悲鳴を

上げれば北人は甘い表情でAを見つめた。

北「たまにはこういう朝もありかも、ね、A」