RAMPAGEのお姫様Ⅱ (ページ4)

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奪い合いページ4

樹「A」

シ「どうしたの??樹くん」

樹「んー」

シ「甘えたさんﾓｰﾄﾞ??」

樹「まこっちゃんばっか相手してるから、たまには」

シ「ｸｽｸｽ、擽ったい…ｯ////」

樹がAをｷﾞｭｰｯと抱き締めているとRMPG皆が

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁと思わず瞬きし、呆然と見守っていた。

すると慎が動き出し、樹からAを

引き剥がすとﾆｺﾆｺと笑いながら慎は樹に話し掛ける。

慎「樹さん、勝手にAを抱き締めないで下さい」

樹「まこっちゃんの許可いるの??」

慎「いや、ただでさえ無防備なのに……」

樹「ふーん……ねぇ、慎」

慎「!?」

樹「何時までもﾉﾛﾉﾛとしてるとAの事奪うよ」

慎「なｯ……!」

樹「ずっとAの事好きでいるのは慎だけじゃ

ないし、RMPGの中にだってﾗｲﾊﾞﾙはいる」

慎「…………ｯ」

樹「これからは奪いに行くから、よろしく」

Aはいつの間にか翔平や昂秀の所に居たので

樹は慎に挑発的な笑みを浮かべながら喋る。

慎は樹の気持ちには元々気付いていたが2人で

出掛けていた日の事も思い出し、焦り始める。

だが落ち着くと慎も樹に対して負けじと

挑発的な笑みを浮かべた。

慎「俺だって負けませんから」

樹「……そうこなくちゃ」

2人の様子を遠くから眺める壱馬と北人と陸は

見ていて雰囲気が悪くない事に少しだけ安堵する。

陸「良かった……喧嘩したのかと思った」

壱「まあ慎もやる気が出たんですかね」

北「そういう壱馬も何だか負けん気無さそうだね」

壱「元々負ける気無ぇから」

北「ふーん……んじゃ俺もそろそろ動こうかな」

陸「えｯ??北人まで」

北「だって樹が本気出す位だから相当だし、

それとも陸さん……負けそうで怖い??」

壱「うわ…、喧嘩売ったよ」

陸「……北人がそういうなら俺も本気出すよ」

北人も甘い表情を浮かべながら陸を挑発し、

陸も負けじと笑うと壱馬は呆れながらも2人を見て

A達を見ると小さく呟いた。

壱「誰に落ちるのか……楽しみだな、A」