RAMPAGEのお姫様 (ページ20)

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女の子の日2 ページ20

──前回の続き──

慎「お疲れ様です」

Flower皆「「「「「お疲れ様!!!」」」」」

慎「うちのAがご迷惑をお掛けしました」

晴「おお」

伶「やっぱりお似合いだね」

美「全然、逆にAに癒されたから良かったよ」

希「長谷川君、はい、Aは此処に寝てる」

慎「どうも」

真波が事前にﾍﾞﾝﾁに寝かせいたのだ。

よっぽど痛むのか顔が青白く、冷や汗が出ていて

眠るAを慎は軽々とお姫様抱っこすると起きる。

シ「ん、……慎く、」

慎「迎えに来た、今日のﾄﾚｰﾆﾝｸﾞは終わりだって」

シ「……そ、っか…ごめん、ね」

慎「痛むなら無理して喋らなくて良い、薬は??」

シ「(首を横に振る)」

慎「部屋に帰ったら暖かくして寝よ」

シ「ぅ、……ん」

慎「ふぅ………??」

晴「無意識にｲﾁｬｲﾁｬしてる」

萩「何で晴美が羨ましがってるのよ」

伶「やっぱりAには凄く優しいね」

美「長谷川君の方がAにﾍﾞﾀ惚れみたい」

真「羨ましい」

希「はい、これ私から、ﾎｯｶｲﾛ、お腹を暖めてね」

慎「有難うございます、えと、失礼します」

Flower皆「「「「じゃあね!!!」」」」

Aをお姫様抱っこした状態で連れ帰る慎。

すぐ様部屋に連れて行くとﾍﾞｯﾄﾞに寝かせ、

しっかり部屋を暖め、部屋を出ようとするが

服の裾が引っ張れる感覚し、Aを見た。

シ「……行かないで、」

慎「………すぐ戻るから待ってて??」

シ「……ゃ………」

慎「(普段は甘えてこないけどこういう時は……)」

シ「まことくん……」

慎「薬飲むでしょ??水取りに行くだけだから、ね」

シ「………ぅん」

ｷﾞｭｳｯと手を繋ぎ、頭を撫でれば素直に頷くA。

痛むのか涙目で目尻に溜まった涙を指で拭い、

一旦部屋を出れば冷蔵庫にあるﾐﾈﾗﾙｳｫｰﾀｰを取り、

再び部屋に入るとAが布団の中から手を出す。

慎「薬飲んで寝よ、寝るまで傍に居る」

シ「……ぅん、慎君」

慎「ん??」

シ「ありがと、……」

慎「どういたしまして」

Aに薬を飲んで貰い、ﾍﾞｯﾄﾞへ寝かせると

薬が効いてきたのか数分後には寝息が聞こえた。

慎はｽﾔｽﾔと眠るAの髪を撫で、顔にかかる髪を

耳に掛け、無防備な額にｷｽし、手を握った。