影山君は無愛想【影山飛雄】

影山君は足が速い ページ7

あ｢せっかくで嬉しいけど…私なんかがいっても邪魔になるだけだから遠慮しとくよ！球技大会のときにしっかり見るね!｣



影｢……っす｣



少しシュンとした影山君に申し訳なく思いつつも、今日は仕方が無いと言い聞かせた。



今日は歯医者なのだ。



それにやっぱり邪魔になるから。



部活動はわからない人が行くと迷惑だろう。




だからその分ちゃんと球技大会のときに見ておこう。



そんなに凄いのかな…?



ーｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ




今日は短縮５時間授業だ。



てことはこのあと下校だよね。



影｢…部活だ｣



あ｢あ、そうだね。部活動がある人は部活か｣


ーｶﾞﾗｯ


先｢うーっす。じゃあHRするぞー席付けー｣



全員｢はーい｣

ーｶﾞﾀｶﾞﾀ


ーー

全員｢さよなら〜｣



帰ったらすぐ歯医者か〜…



友人｢A〜帰ろ!｣



あ｢うん!｣



あ｢あ、今日は歯医者だから右の道から帰っていい?｣



友人｢おけ〜｣


あー憂鬱…


影｢…｣



あ｢あ、影山君、ばいばi…｣



ーﾋﾟｭﾝ(((((((((((っ･ω･)



……??


友人｢あれ?なんか残像が…｣


ー待て日向ﾎﾞｹﾞｪｪｪｴｴ


あ｢遠くから影山君の声が…｣



友人｢脚速くない!?｣




そんなに部活に早く行きたいのかな…





…ばいばいって言いそびれた…



ー影山君は足が速い。

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