影山君は無愛想【影山飛雄】 (ページ12)

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影山君は頭が悪いページ12

私は今男子バレー部が使用する体育館にきている。

というよりその入口に立っている。

なんで私がこんなところにいるのかと言うと影山君にお知らせがあるからだ。

このクラスの英語の先生は毎時間宿題としてプリントをだす。

そのプリントは一週間ごとに集められるのだが

出していない人はそのプリントとプラスアルファでもう一枚プリントをしなければいけないきまりなのだ。

つまり７枚出していない人は14枚プリントをしなければいけない。

なかなかハードである。

が、そもそもの授業を寝ている影山君がプリントを提出しているわけもなく、

なぜか居残りをせずダッシュで体育館へ行ってしまったのである。

そう、もうわかるでしょう！

私がこの｢居残りがあるよ、影山君は合計14枚プリントしなきゃいけないよ｣を言わなければいけないのだ!!

緊張する…

前に影山君に部活見にこないかって誘われたっけ…断ったけど

まさかこんな形でくることになるなんて…

いやいや迷ってても仕方ない。

あ｢失礼しまーす…｣

澤｢…ん？｣

菅｢あれ？誰かな…｣

わっ背高い…

怖いな…

あ｢あ、あのっ影山君に伝言があってきたんですけど…｣

澤｢あ～影山ですね!影山ー!!｣

影｢…っす、なんすか??｣

あ｢あ、影山君。影山君英語のプリント提出してないから居残りしなきゃいけないんだって｣

菅｢ぶっ…w｣

影｢…なっ!?そんなのあるのか!?｣

あ｢うん、このプリントしなきゃいけないんだけど…｣

先生から受け取った影山君の宿題分とプラスアルファのプリントを渡すと、影山君受け取って顔をしかめた。

影｢……なんすかこれ｣

あ｢…プリント｣

影｢……あいわずうせんぐこむぴゅうたぁ｣

菅｢…なんて？｣

あ｢I was using computer.(私はコンピュータを使っていました)…だよね？｣

影｢…なんて？｣

ー影山君は頭が悪い