22、振り出しに戻る ページ22
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どうもこんにちは。恋に生きる女、七瀬Aと申します。
年が明けたばかりだと思っていたのに、気がつけば学年が上がり、大学3年生になっていました。
すっかり寒さも和らいだ桜の季節…春です。
時の流れは早いし、花粉はひどい。
盛大にくしゃみをかましては降谷に『それでも女子か』と睨まれる今日この頃……
花粉症舐めんな！！
私だってくしゃみしたくてしてる訳じゃないんだわ！！
さて。
もしかしてもしかすると、
" わたし、降谷の事が好きなのかも？ "
なんて血迷った時期もありましたが、あいつが私に対して全くと言っていい程好意を寄せていない現実と向き合えば、すぐに冷静になって…
降谷を好きになる、それ即ち… " 告白もせず玉砕しているようなもの " だと自分に言い聞かせ、生まれかけた恋心に終止符を打った。
降谷に嫌われることを何よりも恐れる私にとって、それは…拍子抜けするくらい簡単で。
『あぁ、本当に良かった』と、何度思ったか知れない。
少し誤解されそうだけど、恋心を封じ込めたとは言っても、別に落ち込んだりはしなかった。
降谷とは、今まで通り仲良くできているから…だと思う。
色々ありましたが、そんなこんなで無事に今まで通りの自分に戻りまして…
大好きな恋人ができました！やったー！
幸せな日々を過ごしていたのも、つかの間。
｢なっ、なんでぇ……っ、う｣
結果、現実は私に厳しかった。ジーザス。
ガヤガヤとした喧騒の中、項垂れたように机に頬を乗せて泣いた。振られました。最悪の気分です。
『予想通り』とか言わない。ちなみに今年に入って既に4度目の失恋。
あれ？まだ4月って、ほんと…？
…最低のスピード感。
｢A？はい、口開けろ。枝豆｣
｢…っ、ふ、るや……ありがと…んまい｣
｢ビールは？｣
｢それは美味しくないからいらない…｣
｢子供。カシオレ追加でいいのか？｣
｢ハイ……オネガイシマス｣
初詣で神様に祈り倒したにも関わらず、今年も何故か振られる日々。それどころか、以前よりも悪化している気さえ…はぁ、何でだろう。
『神様なんかいないんだ…』と呟いたら、降谷に鼻で笑われた。
こいつ…ひどい。
文句を言ってやる気にもなれず、机に突っ伏して泣くと頭を撫でてくれた。
ひどいけど優しい…。この優しさが癖になる。これが降谷沼…
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re(プロフ) - そこらにいるオタクさん» そこらにいるオタクさん、コメントありがとうございます！お話楽しんで頂けてとっても嬉しいです…！(*^^*)保護者は苦労します…笑 そして、やはりバグなんですね(;-;)教えて頂いて感謝です…！更新する際は気をつけます、ありがとうございます！ (2021年9月28日 18時) (
レス) id: 963c697df1 (このIDを非表示/違反報告)
そこらにいるオタク(プロフ) - コメント失礼します 作品いつも楽しく読ませていただいてます 保護者諸伏さん頑張れ！ あと私もたまにその様なバグがありますね 一旦前のページに戻ればバグはなくなるのですが (2021年9月28日 5時) (レス) @page23 id: f5a7aaca63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：re
| 作成日時：2021年9月23日 7時
