36、日常へと ページ3
｢誰が好き好んで、JKやあむぴファンで溢れかえる休日にポアロへ来ると思います？！｣
だろうな。
｢貴方が、私にいつもと同じ対応をしたら一瞬で炎上だよ！あむぴのおバカさん！！｣
誰がおバカさんだ。
興奮気味にまくし立てた彼女に、ニヤリと意地悪な笑みを浮かべる。
そんな僕を見て、Aは軽く口を開けたまま固まった。
…" おバカさん " は、どっちだろうね？A？
すぐに、いつもの笑顔を浮かべて。
｢まぁ、僕はAさんを炎上させようとしてる身なので。正直、『どうにでもなれ』って感じですね｣
｢…｣
そのセリフに遠い目をしたAは、全てを諦めたようにゆっくりと手元に視線を落として。
静かにコーヒーを飲み出した。
『美味しいですか？』と問えば、ぎこちなく頷きながら『オイシイ…』なんて呟くから…
それは良かった、と笑顔で答えておいた。
今度、休日においで。
｢あぁ、そうだ。｣
あからさまにテンションの下がってしまった彼女を眺めていたら、何故か唐突に思い出して。声を上げる。
Aが来店したらすぐに話そうと思っていたのに、すっかり忘れていた。
……車が無いんだった。
僕を見つめる彼女は、不思議そうな表情をしていて。
｢今日は先に帰っていいですよ｣
｢……ぅ？え…？｣
僕がそう告げると、Aは目を見開いた。
予想外の反応に、呆気にとられる。
…どうした？
首を傾げて彼女の瞳を見つめていると、しゅんとしたように眉が下がった。
｢な、んで…？｣
余りにも切なそうな声でそんな事を言うから。
心臓がドクリと音を立てて……少しだけ、体温が上がった気が、した。
Aにとって…ポアロで会った夜は、僕と一緒に帰るのが日常になったんだと。
…そう実感出来て、嬉しくなる。
｢そんな寂しそうな顔をしないでくださいよ。今すぐ抱きたくなるじゃないですか｣
｢ぅおーーい！！！めっちゃ笑顔でセクハラ発言はやめよう？！｣
今ここには僕とA以外、誰もいないから。
何を言ったって、問題ないでしょう？
｢…探偵の、お仕事？忙しい…？｣
遠慮がちに。小さな声でそう言ったAに、車を修理に出していることを伝えた。
『そういうことか』と納得した彼女は、少し口を噤んで。
｢ねぇ、あむぴ…｣
｢ん？｣
｢迷惑、じゃなかったら……ここで、待っててもいい？｣
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re(プロフ) - arisuさん» arisuさん、2人の視点のお話を読んで下さって、本当にありがとうございます…！！温かいお言葉、とっても嬉しいです😭✨✨書いて良かった…！楽しんで頂けたようで、私はとっても幸せです(*^^*)💕こちらこそ、ありがとうございました！✨ (2023年4月21日 10時) (
レス) id: 78ebe0a207 (このIDを非表示/違反報告)
arisu - 夢主視点も降谷さん視点も最高でした🥹ありがとうございます✨👏🏻✨👏🏻✨👏🏻✨👏🏻✨👏🏻✨ (2023年4月20日 14時) (レス) @page31 id: 8db8ff9f57 (このIDを非表示/違反報告)
re(プロフ) - やっちさん» やっちさん、コメントありがとうございます…！✨最高に良かったの言葉、めちゃくちゃ嬉しいです！！書いて良かった😭✨夢主ちゃん羨ましいですよね🤣💕温かなコメントを頂けて、とっても幸せです(*^^*)本当にありがとうございます！！ (2022年7月21日 12時) (レス) id: 6b9303296e (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 安室さん最高に良かったです！夢主さん羨ましい〜 (2022年7月19日 14時) (レス) @page31 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
re(プロフ) - 自宅警備員Nさん» 自宅警備員Nさん、コメントありがとうございます…！本当ですか…！(;-;)✨キュンキュンして頂けたようで、私はとても幸せです！評価も押して下さって感謝しかありません(;-;)✨これからも頑張りますね(*^^*)ありがとうございます…！ (2021年10月18日 13時) (レス) id: 963c697df1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：re
| 作成日時：2021年8月5日 20時
