英語ぐらい喋れます！ ページ3
とある日、類がとっっっっっっても暇を持て余していた時の事。
「空碧！！！！！また眼鏡のレンズ外したな！！！！！」
「あはは！逃げろ、逃げろー！！」
何事かと思って眠りから目を覚ました。そしたら
「あ、類君！ちょっと匿って！」
「は？」
何でだよ。寝たかったのに。まぁ良いか。トントンが来たら空碧が此処に居るって伝えれば良いし。それまで取り敢えず寝るか。
「…どこへ行った…あ、類。空碧どこへ行ったか知らんか？」
「Aqua is here.」
「そうか…って、英語！？」
「あ…」
やべ、つい母国語が。最近ずっと日本語で喋っていたから英語は出ないと思っていたのに。
「え、何々！類君英語喋れるの！？」
「あ、出て来た。」
「あ、えっと…類君助けて！！」
「That's impossible. Can not.」
「え、なんて…」
「取り敢えず、こっち来い。」
そうトントンは言って空碧を連れていく。御愁傷様。俺には関係無いけど。というか、また英語が出てしまった。何で？？
にしても今日英語がよく出るな。不思議なぐらいに…まだ日本語に慣れていないと言うことか？…まあいっか。いずれ、直るだろうし。
―――――――
あれから2時間後…
「類君、類君！！英語喋れたの！？何で隠してたの！！」
「せめてノックしてから入ってくれるか？」
現在、トントンの長い長い説教が終わったのか、空碧が俺の部屋に来た。無断で入ってくるなよ。
「それより！！さっきの質問に答えて！！」
「はいはい…英語喋れますよ。」
「じゃあどうして隠してたの！！」
「！多いな…隠してたというよりかは話す機会がなかっただけで合って、別に隠してなどいない。」
「本当？」
「本当。」
「そっか！教えてくれてありがとう、類君！」
そういって空碧は部屋から立ち去った。嵐のような奴だったな…
まぁ、実際は英語を喋れることを隠していた。だって、バレたら色々とめんどうなことになりそうだし…
そういえば空碧に口止めすることを忘れていた。…多分、これでシェアハウス中に広まったな。
もういいや、放棄、放棄。面倒くさい。もう寝よう。うん。
それでは、good night.
…また英語が出てしまった。
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空碧さん宅の優樹 空碧ちゃんお借りしました！
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