【d!】喧嘩上等 (ページ9)

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第3話ページ9

「…あ、シザ。やっと来た～」

「人(天使)をここまで来させて“やっと”って…」

…動きたくないんだから仕方無いよね。それにちょっと待ったし。…話していたから退屈はしなかったけど。…ん、あれ？

「…ス魔ホ？あれ、なんでシザがス魔ホを？…一部の人(天使)しか持っていないのに…」

シザがス魔ホを持っていた。可笑しいな…ス魔ホはラスティネイル家ぐらいしか持っていないのに…盗んだのかな？…いくら友達でもこれは見過ごせない。

「さっきの発言は無視なのね。ス魔ホは…創作(イマジネート)したの。でも写真感応(シャッターチャンス)は使えない。」

「盗んだんじゃなくて？」

「盗むって…私はそんな趣味無いよ。」

「…そうだよね～」

まぁ、シザはそんなことしないもんね～…いや、喧嘩の時はしそうかな。妨害のために物を盗む…ありそうだから怖いよね～

「まぁ、それは置いといて。ご飯食べよ～」

「…はいはい。」

シザ、なんかめんどくさそうに返事してきたな～…まぁいいや。それよりご飯を食べたいし。何食べよっかな～

‐‐‐‐‐

「スパイのご飯美味しそ～。食べた～い」

「天使階級(クラッサル)を上げればいいじゃん…といってアインズのご飯とさほど変わらないよ。」

…大分違うと思うけどな～。1つランクが上がるだけでご飯が変わるって…世の中理不尽～。もし、私が理事長の立場だったらこんな制度無くす～

「いい加減天使階級(クラッサル)上げたら？…ほら、ルシーは頭は悪いけど運動神経は良いし。」

「それが～授業態度が悪すぎるって理由だけで上げてもらえないんだよね～別に授業中ス魔ホ使ってても良いと思うんだけどな～」

「…ス魔ホ没収するよ？」

「それは辞めて～」

ス魔ホの没収だけは嫌だ。よし、今度からシザにス魔ホの話をするのは辞めよ～