【d!】喧嘩上等 (ページ13)

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第7話ページ13

「遊び(喧嘩)、楽しみだなw」

出発する前にそんな声が聞こえた。…よほど楽しみなんだな…いつものことだけど。そんなことを考えながらゆっくり飛んでいた。…ゆっくり飛んでいたはずなのに着くのは早いな～

「ルシー、行くよ！」

「うん、早く遊ぼ(喧嘩しよ)！」

シザに言われ少し飛ぶスピードを早める。…運動だけは昔から出来ていたんだ。…翼はシザに出してもらった物だけど。

そして、地面に2人同時に着陸し悪魔学校(バビルス)へ向かって走った。…楽しみだなぁ…それにしてもあっさり入れたな。こんなに警備緩かったけ？…まぁ、いいや。そんなことより早く遊び(喧嘩し)たい。

「…あ、あれ。師団(バトラ)の長だ。シザ…あれ？」

走っていると視界に喧嘩(遊び)相手が居た。そして、その事をシザに伝えようとしたのだが…居ない。おかしい。さっきまで隣に居たはずなのに…。

「まさか…もう喧嘩し(遊び)に…早いな～」

まぁ、いつものことなのでそんなに気にしない。写真感応(シャッターチャンス)で場所を聞こうかな…でも、どうせ喧嘩してて聞いてくれないか。

「仕方無い…師団(バトラ)の長の写真でも撮って驚かせよ～」

そういえば、まだ師団(バトラ)の長に居場所はバレていなかった。…こんな絶好のチャンス、写真を撮るしか無いよね～

「師団(バトラ)の長～…はい、チー…あれ、師団(バトラ)の長も居なくなってる～。…皆動くの早すぎじゃない？」

あのイカれた師団(バトラ)の長もどこかに行った。…皆、動くのが早いんだよ。…いいや、私も誰かを探そ～。

「…私は此処に居るが？」

「…へ？」

…どうやら、探す手間は省けたみたい。…いつの間に後ろに居たのやら…

我々師団長…
グルッペン・フューラーは。