海の猟犬3【onepiece】 (ページ43)

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110話《注意》ページ43

「よぉ、兄ちゃん。アンタ何でこんな所に来たんだ？」

「何か悪い事やらかしたのか〜？ぎゃははは！」

「ここは海兵様が来る所じゃねぇ〜ぜ！ははは！！」

ほんと、うっるさいなぁ…、、

同じ檻ではないが、隣からぎゃあぎゃあと煩い連中
僕は今、両手足と首を拘束されていて身動きが取れない

理由は獣になられると手に負えないからだそう、

お望み通りなってやろうか

でも真逆、本当に牢屋に入れられるとは思ってなかった

「なぁ、アンタ海の猟犬Aだろ？何だ、本当に飼い慣らされちまったのか？海軍のペットに改名しろよ、だはは！」

「おい、ワンって鳴けよほら！ぎゃはははは！！」

『…汚ねぇ笑い方、あんたら馬鹿じゃないの？』

「あ"ぁ"？もういっぺん言ってみろ…！」

『ギャンギャン鳴いて、そっちの方が余っ程犬っぽいけど。
あ、負け犬か！うはwは』

僕がそうおちょくると、檻をガタガタ揺らして激怒してくる馬鹿ども。あ〜…本当に退屈

手を動かすも足を動かすも、ジャラジャラと耳障りな音がついてまわる。首なんて重いし肩もこるしで、イライラする

「おいｯ！！煩いぞｯ！！！」

見張りの海兵に怒鳴られ、静かになる馬鹿達

『(ざまぁwwww)』

元海賊という事もあり、自分が海賊のままで過ごしていたらこんな事もあったんだと思うと面白かった

『(…そういや昔、ハリルに罰として牢屋にぶち込まれた日もあったな)』

嫌な思い出が浮かぶ一方で、エデンでの楽しくて幸せな日々も思い出す

エデンはどうなったんだろうか…、ゼラは元気だろうか
父さん母さんは

狂いの波が押し寄せるも瞼を閉じて、意識を手放した

『(あぁ…早くエデンに帰りたい、。)』

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「似しても、寝顔を見ると女みてぇだな」

「お前そこから手伸ばせば、触れんじゃねぇ？」

「よし…、足掴んだぜ」

「大丈夫か？そいつは海軍中将だぞ、急に起きたりしたら…」

「俺達よりも頑丈に拘束されてんだ、余裕だぜ」

隣の牢から奴の足を掴み引き寄せる

幸い今は見張りの海兵が居ない
足を撫で起きないか確認する

「似しても、よく眠ってやがんな。へへ」

「俺も溜まってんだよな…、なぁ後で俺にも代わってくれ」

周りの連中も盛り上がってきて、俺も久々に高揚する

「じゃあ、いくぜ…？」