海の猟犬3【onepiece】 (ページ5)

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72話ページ5

『はぁ〜…疲れた』

申請を通しているとはいえ、外出期限は1週間だったけど実際は1ヶ月半も帰らなかった

その為、電伝虫からは鬼電コールが鳴り止まなかった
まあ、全部無視したけど

それも含めて、今から帰る本部が怖い

素っ裸で虎の口へ入るくらいに怖い

『あ"ぁ〜…もうすぐ着いちゃう、…ｷｴﾀｲ』

コビーはあれから治っただろうか…？僕が本部を空けてあの様子じゃ今後が心配だな。と思う反面、それだけ必要とされていると思えば、嬉しかった

そっとポケットから煙草を出し咥える。シュッとライターで火をつけるとあがる煙

『…僕が本当にいなくなったら皆、どうするかな』

…なーんて

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本部に着くなり、あまり見かけない軍艦が見えた

『(海軍G-7…？)』ｺﾞﾎｯ

なぜ本部に居るのか軍艦を見つめ考えているとその先には、特訓するコビーとヘルメッポ

この距離だ、気づいていない
それに、周りのギャラリーも多いから余計だ

『(…報告が済んでから会いに行けばいいか、)』

何にも考えずただ、歩き続けて今。センゴクさんの部屋の前、変な汗が流れるわ、足は竦むわ、…

普段からよく怒られる僕だけど、別に怒られ慣れている訳では無いから毎度毎度、怒鳴られるのは僕も嫌だ

なら、余計なことするなよって？

…うるさいよ

「いつまで、そうしているつもりだ。さっさと入らんか…！」

『ぅ…し、失礼します』

言いたい事は分かっているだろ？的な目で見てくるセンゴクさん。はい、分かりますとも、分かっていますとも。

だから、怒鳴らないでよ

「はぁ…頼むからこれ以上私の腹を痛めさせないでくれ、」

『、外出期限を守れなかったのはごめんなさい…で、でも！ちゃんと目的は果たせたし、何なら収穫もあったし…！』

挽回しようにも、溜息だけが盛大に零された

『(あ〜ぁ、この状態じゃ3､4時間コースかな…)』

それから説教が始まって、半日経ってやっと解放された

ｸﾞｩ…

『流石にお腹減った…、』

喋り出すお腹の虫を擦りながら、食堂へと向かう。あわよくば、コビー達と会えたらなと考えながら

「ん？…は！？ちょ、！A中将ｯ」

『？あ、ツバキ』

「ええ！？もっと嬉しそうにしようや、そこは！」

『だって、君うるさいし』

偶然、ツバキと出会った。ツバキも食堂へ行く途中だったらしく隣に並んで、今までどこにおったんやとか色々とマシンガントークされつつも、上手く流しながら食堂へ着いた