71話 ページ4
「今日からまた、よろしくお願いします！！」
怪我もだいぶ良くなり、殆ど完治した
あの夜、Aさんから言われた事を考え直してみた
力を温存してて欲しい…、その為には益々力をつけて、強くなってなきゃならない
Aさんの行方は、やっぱりAさん自身に聞くことにした。その方が僕もコソコソ動いて知るより、気が楽だ
「よし、頑張るぞ！」
「治ったからってすぐ、調子にのんなよー笑」
「体が訛ってしまってるから、鍛えないと…！ヘルメッポさん行きますよ！！」
「げ、俺かよ…！？」
周りからは、やってるやってるとか、頑張れ〜とか、声援が聞こえる。偶に聞こえる黄色い声には、ちょっと照れるけど…
「やっぱ、本部はデケェな！」
「お前達、今回は私が呼ばれた会議の付き添いなのだから、あまり羽目を外すな？いいな」
「分かってますよ、プロディ中将。グラントは俺がちゃんと見ときますから、後ザッパも」
埠頭から本部の入口に繋がる通路を歩く4人。プロディ中将を先頭にほか3名が後に着いてくる
1人は図体がデカく、1人は痩せ細り、1人の片腕には装置が備え付けられてある
「へっ、ここの海兵達も腰抜けの軟弱野郎にしか見えねえぜ」
4人が歩く通路からは、ちょうどコビー達が切磋琢磨し合う様子が見える
「おい、グラント。呉々も、あの人とは揉めないでくれよ」
図体がデカい、ボナムがグラントにそう言うが、当の本人は薄い笑みを浮かべながら気にも留めていない様子
「さぁな、アイツ次第だろ」
「なあ、コビー。アイツって…」
「嗚呼、グラントだ。自ら志願して辺境の基地へと移動した筈なのに、どうしたんだろう？それに、プロディ中将も一緒だ」
元々はクザンさんの部隊に居た彼だが、自ら移動を希望して行った。本部にいた頃も、独善的な行動が多く僕も注視していた
久々にクザンさんに会いに来たのだろうか
「まあ、気にせず特訓しようぜ」
そうヘルメッポさんに引き戻され、特訓へと戻った
まさか、あんな大喧嘩が勃発するとはこの時、微塵も思って無かった
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雉さんは大将でまだ本部に居てます(大嘘
センゴクさんまだ元帥しててくれ。その方が良い。平和(
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作者名：夛湖 (たこ) | 作成日時：2023年11月6日 22時
