海の猟犬2【onepiece】 (ページ5)

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35話ページ5

何だか…モヤモヤした気持ちが溢れてくる

「あ、A中将。クザン大将が珍しく大層お怒りでしたよ」

一体何したんすか…。と要件を伝えるヘルメッポさんに
A中将は、いつも通りケラケラ笑ってはご機嫌そうだ

『いやぁ、ちょっと悪戯心が疼いてしまってさ。ふと横を見るとクザンさんの部屋があったから、ちょ〜っとね笑』

「それ不法侵入とちゃうんですか笑」

とツバキ少佐が笑いながら言う

『痛い所つかないでよ笑
それに、僕可愛がられてるからね。大丈夫だよ！』

そんな呑気な中将にはぁ…と溜め息が出た
同時に、この人の悪戯癖が治る事は無いんだろうなぁと思った

そんな、鼻歌を歌う中将に書類を手渡す

「A中将、今月の任務依頼の書類です。確認お願いします」

『えぇ〜、仕事したくないぃ…良い転職先ないかなぁ

ビズリーチで探そ(』

「もぉ、そんな事言わないでくださいよ。僕は中将と仕事出来て嬉しいですよ」

うーん…と項垂れるAさん。後ろではヘルメッポさんとツバキさんが話している

机に伏せるAさん
サラッと顔に髪が流れ、目が隠れて見にくそうだ

そっと前髪を耳にかけてあげようと手を伸ばした

すると、バナー中佐が
「A中将。お忘れですか？今日は会議がありますよ」

『え！うっわ！！忘れてた…。次、ポカしたらセンゴクさんの拳が降ってくるっ！！』

バンｯと飛び上がり、まずいまずいｯ！！と大慌てで部屋を出て行ったAさん

髪をかけてあげようと、行き場をなくした手で頭を搔く

チラッとバナー中佐を見ると、Aさんが会議で必要になるであろう荷物を手に持っては、後を追うように部屋を出ていった

「あ、バナー！待ってや〜」
とバナー中佐の後を、ツバキ少佐が追う

「…おい、大丈夫か？何かバナーって奴。取っ付き難いな」

「全然、何ともないよ。寧ろもっとAさんが僕を見てくれるように頑張ろうって思えた」

「ひぇっひぇっ、そうかよ」

これから、同じ部隊で戦う仲間なんだ
それに、僕は大佐という立場。今まで以上に頼られる存在にならないといけない

「(気を引き締めないと…！)」

「ま、俺は応援してるからよ。相棒」

「…何を？」

はぁぁ…全く変な所で鈍感だよなぁコイツ

「ああ、何でもねえ。朝飯、食いに行こうぜ」
そう言って俺達も中将の部屋を後にした

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都合悪くなるとすぐ飯行きます(
メッポさんの笑い癖すこ