54話 ページ25
ヘルメッポside
ああ、くそっ。まずいことになった
「ねぇ、どこへ行ったの? 逃がさないんだから」
今俺は、あのガキから逃げてこの城の地下近くまで降りてきた。何があったかと言うと、長くなるが取り敢えず命の危険がある事は間違いない
最初は良かったんだ。俺も当たりを引いたとガキからトート島の話を聞いていたが、途中から不自然に思えた
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「旦那様はね、凄く有名な貴族で心優しい人なのよ
いつも誰かの為に頑張っていたのよ」
「へ〜、凄いんだな。、その旦那様は」
余程、その旦那様が好きなのか色んな話を聞かされるが、特に興味が湧くことも無く、当たり障りのない返事をする
「棄てられた、見ず知らずの私を大事にもしてくれた…あの人がいれば私はそれで良かったの」
言葉の節々から感じた事、その旦那様とやらはもう既に他界しているんじゃないかと察した
その時、スっとガキの腕が俺の首へまわり後ろから抱きしめられる形になる
「旦那様
私と一緒に死にましょう…?」
一瞬理解が追いつかなかった
逃げろと頭で警告が鳴る。その時ちょうど島が揺れた
ガキから色んな話を聞かされる中で、聞いていた島が繋がった合図
そのタイミングで俺は逃げ出した
「(この島は想像以上にヤバいのかもしれねえ…!
特にあのガキだ…)」
「ふふふ、旦那様ー!どこに隠れたのー?」
プルプルプルプルプル
その時、爆音で電伝虫が鳴いた
終わった
すぐに受話器を取ったが、何を言っているかも分からない
マジで祟ってやる、誰だ今かけてきたやつ…!!
どんどん足音がこちらに早く近づいてくる
「みーつけた」
ああ、コビー。、悪い、俺の方が先に死んじまうかも
そうなった時は、中将みたいに強く生きろよ
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メポさんには、ホラー要素を足して怖がらせたい
いい顔してくれそう(
ヘルメッポさんが、旦那様と似てると思ってください
性格は旦那様の方が宜しい方です((
取り敢えず、この話を終わらせて次の話が書きたいよ
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作者名:夛湖 (たこ) | 作成日時:2023年7月30日 0時