海の猟犬4【onepiece】 (ページ30)

今日:14 hit、昨日:26 hit、合計:5,222 hit

143話ページ30

コビーside

目を覚ますと、何やら騒がしい外
出て確認してみると、海兵達が忙しなく走り回っている

…一体何があったんだろうか

いつもと違う朝に、少しハラハラしながらも髪をとかし、服を着替えて大佐としての仕事に励もうとした時だった

顔色の悪いヘルメッポさんに呼び止められた

「(何だろう、この胸騒ぎ…)」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

着いてこいと言われて、ヘルメッポさんの後をついて行くと本部の裏側へ来た。人気もなく、しんとしている

「こんな所まで来て、何かあるの？ヘルメッポさん」

「いいか、コビー。いずれ、嫌でも知るようになるが大変な事になった…！」

「海兵達が忙しない理由も関係あるのか…」

額に汗をかき、焦るヘルメッポさん。何やらゴソゴソとポケットから折り畳まれたチラシを取り出した

そのチラシを受け取り、開いて驚いた

驚いたと言う表現では表しきれない…、汗がたらりと流れた
あまりの事に声が上手く出ない

「…、多分中将は部下である俺達から注意を逸らす為に、こんな馬鹿な事をしたんじゃねぇかと俺は思ってる

な、なぁ、！コビー…俺たち、どうすりゃ良いんだ…、」

「ｯそんなの…わかんないよ、、」

手渡されたチラシは手配書だった、。手配書の一面を飾る白い髪の青年は、紛れも無いA中将

＿WANTED＿

ONLYALIVE

海の猟犬 A
懸賞金 11億1000万ベリー＿

どうして…、こんな事、になったんだ…、

何も言っていなかった、ただ海軍を出るとしか聞いていない
海賊になる…、戻る…なんてそんな事一言も

《＿＿人は誰だっていつかは忘れる、エデンや僕の事で周りが落ち着いたら帰ってくるから

そしたらまた、皆で楽しく話したりしようよ＿＿》

「あれは、嘘だったんですか、ッ…！」

手元の手配書にシワがよる

ｯ嘘つき…！…何で、

「…天竜人らを襲ったそうだ。天竜人は惜しくも死んでいねぇ。だが、そのお陰で怒り狂ってる…、

多分エデンの人間だってバレていたことが、中将を血迷わせちまったんだ…」

「ぇ、…どういう事、既にバレてたの…？、」

「…中将にお前には言うなって、言われててよ…。拘禁されていた時からバレていたらしい…、ｯう、！

「どうして、言ってくれなかったんですかｯ！！！

知っていたら何か出来たかもしれないのにｯ！止められたかもしれないのにｯ…！！」

知っていたら…知って、いたら…何か

できたか…？