海の猟犬4【onepiece】 (ページ26)

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139話ページ26

全く、大胆になったなコビーも…。最初は顔を真っ赤にして可愛かったのに

僕に股がってくるようになったとは驚きだ

『僕いつか食べられちゃうかも、なんちって…笑
一日って早いねぇ』

「有意義に過ごせたか？」

『まぁ、それなりに』

隣を歩く監視と他愛もない話をしては、見慣れた道を進む
態々僕を探しに来るあたり、逃げるとでも思ったのだろうか

『ねぇ、天竜人っていつまでここにいるの？』

「何で知ってるか知らんが、あまり首を突っ込むな」

『…僕の事でしょ』

「戻られるのは夜明けと聞いた、他は知らない。それ以上、何も聞くなよ」

夜明け…ね

本部を離れる前に、部下達に目をつけられるのは困る。早めに手を打っとかないと

皆の方に意識が行く前に、僕自身にもっと向けさせなきゃ

「入れ」

『…帰って嬉しい部屋じゃないね。今度、外に出られるのはいつになるかな』

「さぁな。さっさと入れ」

ほんと、紳士じゃないなぁ〜…、僕が入った途端に分かりやすく鍵を閉められた。そこまでされると、逆に逃げたくなる

『ま、逃げるんだけどね〜。夜明けに…』

僕の手のひらで鍵が踊る。いつでも逃げられるように、鍵をくすねていたのだ

本当に僕って悪い子だなぁ…元海賊だから仕方ないよね

『あぁ〜…硬いベッドも今日で最後だ』

拘禁期間が延びていたら、通販で良いベッドに替えている所だ

電気を消し、体を伸ばして布団を被る

さっきコビーには落ち着いたら帰って来ると言ったが、あれは嘘だ

帰っては来られない

『僕も頑張るからさ…許してよ』

夜明け、僕は此処を出る。戻ることは無い

ここに戻る時、それは僕が死ぬ時だ

天竜人を襲う事、それは死に値する罪

エデンを傷つける奴は誰であろうと許さない。、天竜人であろうと関係無い

僕は世界貴族を襲った大罪人として、世界に知れ渡り処刑される

どの道、残された時間は限られている

何もしないで死ぬより、何か意味のある事をしたい

残りの時間をエデンの皆と、僕の大切な人の為に使いたい

『大丈夫、上手くいくよきっと』

…そうだ、上手く行けば最後にはエデンに帰る事だって

『寝よ』

寝過ごさない様に、気をつけないと

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前回描いた、イメージ絵描き換えたい
全キャラ描きてぇな…、(