海の猟犬4【onepiece】 (ページ24)

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137話ページ24

「…どうして、分かってくれないんですか」

『分かってるよ』

全部分かってる…

「ならｯ…！！」

息を整えていたコビーが急に僕に向かって押し倒してきたので、視界が変わる

もう殆ど暗い空…だけど所々が赤みがかったり、青みがかったりして綺麗だった

そして、桃色の髪を揺らす君が見える

『もう時間切れだよ。今捕まえても駄目だからね』

「Aさんのわからず屋…貴方がいない本部で、僕はどうしたらいいんですか」

えらく弱気な大佐殿。、君ならどうにだって出来ると思う

部下達も君に着いてきてるし、、何も心配いらない

『うはは、本当に手のかかる大佐殿だね！

大丈夫だよ

人は誰だっていつかは忘れる、エデンや僕の事で周りが落ち着いたら帰ってくるから

そしたらまた、皆で楽しく話したりしようよ』

「、嘘じゃないですよね…？」

『勿論』

少し不満げだったけど、何とか納得してくれたコビー
全く手がかかって仕方がない

.

でだ、

『あの…、そろそろ退いてもらっても、、』

暗いとはいえ、外だ。、丸見えだ
こんな所見られたら、勘違いさせてしまう

パッと見、僕にコビーが跨ってるんだから勘違いしない方が難しいだろう

こんなところ誰かに見られたら、面倒な事になる

『ねぇ、早く…、退い』

「おいA。時間だ、部屋に戻りなさい…。って何してるんだ、」

最悪、見つかった

『え、べ、別に、何でもない…！僕が転んじゃって…、だよね！』

「え、そうだったんですか…？、」

察し悪いな(

『ちょっと…、本当に退いてよ…』

「Aさんも、焦るんですね。いい事知りました
別にいいじゃないですか。思う存分見てもらいます…？笑」

何を言い出すかと思えば…さっき迄、僕と戦って苦戦してた癖に…！このドSめ(

何か上に立たれたようで、妙に腹が立つ
同時に監視に見られていると思うと、恥ずかしくて堪らない

『は…！？、君、思ったより体重あるでしょ…！
動かないんだけど！？』

「ｺﾎﾝ…、仲がいいのは構わんが、場所を考えなさい」

『ち、違うってぇｯ！あぁ、もう…！どけよｯ…///』

「ﾊｯ､本当に薄い体ですね…笑」

『、へぇ…覚えとけよ…///』

調子に乗ったコビーを睨み付けてやる、絶対許さない
僕を揶揄うとか百年早いんだよ

「楽しそうなところ悪いが、時間切れだA。…戻るぞ」

『僕も時間切れか』