117話 ページ3
〜数時間前〜
センゴクside
「エデンの有力情報を掴んだえ〜！すぐ様、そいつに会わせろだえ〜！！」
「ｯ、(何故バレたんだ…！)」
「センゴク元帥…！天竜人がA中将に会わせろと聞かなくて…！どうしましょう…！、」
「ｯ、私が何とかする…まずは天竜人を通せ…！」
Aもあの状態。間違いなく面倒事になるのは分かりきっている…だが、ここで天竜人を敵に回せば、もっと厄介な事になりかねない
どうにかせねば…、！
「早くするんだえ〜！いつになったら会えるんだえ！」
「Aは今、外に出られる状態じゃ無いんだ。話なら私が聞こう」
「何で、お前なんかに話さないといけないんだえ？儂は、エデンの生まれであるAを出せと言っているんだえ」
儂の命令を聞けないんなら死んでもらうえ。とボディガード達が囲んで銃を私に向ける
『そんな事しなくても良い…僕はここに居る』
！？
何故だ…！、牢から出す許可はしていないぞ…！！
「はぁ…、はぁ……！センゴク元帥！！」
「ｯお前！！」
見ると、先程報告に来てくれた海兵がAの鎖を持ち安堵するでもなく、何処か引きつった表情で天竜人の前に現れた
「おお！お前がAだえ、聞いていた通りの白変種だえ！
そうだ、印を見せるだえ！後、本当かどうか幻獣にもなって見せるだえ！！」
『うは、注文が多いね…良いよ』
私の前で、怖気付くことも無くスタスタと天竜人の前まで歩いては服をずらして、鎖骨の印を見せ幻獣にもなってみせるA
「凄いえ！！本当にエデンの住人なんだえ！？儂はお前を買うえ〜、こんなみすぼらしい所じゃなくて儂のペットとしてもっといい所に住ませてやるえ〜！！」
「ちょ、、ちょっと待ってくれないか…、」
「何だえ、なんか文句あるんだえ？」
本当はこんなこと言いたくは無いが…
「欲しいのはエデンその物の筈、エデンを手に入れるのにAは関係ない…、」
苦しい言い訳だ。ただ、Aを天竜人に渡したくない私の我儘だ
「何を言ってるえ、儂はどっちも欲しいんだえ
そうだえ…！Aと言ったな。お前儂のペット兼、妻になるんだえ！！」
『ぶふっ…！はは、うはwはははｯ！！』
「な、何が可笑しいえ！？勝手に儂の前で笑うなどあってはならんのだえ！！」
『久々に笑ったかも…はは、妻は無いな
お前みたいな奴にエデンも、僕も渡しはしないさ』
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作者名：夛湖 (たこ) | 作成日時：2023年12月24日 14時
