大通り ページ10
てかまず襲うやつがいるのかって話なんだけど
多分、いない。
そんな確信の持てない事を考えながらガヤガヤと人がいっぱいいる大通りを歩く。
きっとスマホと繋がってるだろうイヤホンを耳に入れて歩いてるやつもいたし、自転車をこぎながら俺の横を問答無用で通るやつもいたし、あとはまぁ、野良猫がコンビニのとこでウロウロしてたぐらい。
いつも通りだな、本当。いつも通りだからこそ普通に暮らせるんだけどさ。ん？あ、いや、ぴくとさんと付き合っている、男同士で付き合ってるってのは普通なんかな。
目の前にあるドアを境に表情にも言葉にも出さず、ただぼーっと普通について考える。今はそんなの考えても意味ないか、どうせ全部普通で済む訳だし。
また適当な答えをだし、やっと鍵を回し扉を開けるという行動に移る。
『ただいまー』
ぴ「おかえりー」
すぐに返ってくる返事に、このやりとりに、少しほっこりして、�を緩ます。なんか新婚みたいで。
中に飲み物やらおにぎりやらが入ったその袋の中身を見て、一瞬だけ眉間にしわを寄せる。
入れ方が雑、というか、言ったらマズイかもだけど下手、だった、初心者ちゃんかな。
まぁいいかと袋を下ろし、中に入ったものを一つずつテーブルの上に置く。
『あ、おにぎりとかチキンとか買ってきましたけど、食べます？』
食べるっていう前提でぴくとさんの分も買ってきたけど一応訊いといた方がいい、よね。
ぴ「食べます…。お腹空いてたんですよねー」
『あー、やっぱですかw起きてから何も食べてなかったからなw』
おにぎりとチキンを両手に、押しつけるように『どうぞどうぞ』とぴくとさんの手の上に置く。ちょっと無理やりのような気もするけど。
ぴ「あ、どうも。梅のおにぎりですかw』
「おー」と棒読み感しかない声をあげながら、パクパクと梅おにぎりを口に運んでいく。
それに合わせて俺もシーチキンマヨネーズのおにぎりを食べる。
早々とおにぎりを食べ、チキンを開けようとした時、あることを思い出した。
飲み物のことすっかり忘れてたんだけど。
『あ、飲み物どうぞ。すっかり忘れてましたw』
ぴ「あぁ、そういや飲み物もありましたねw僕も忘れてたw」
多分相当喉乾いてたんだろうなぁ……もぉんのすごい速さで飲んでるよ。トイレ大丈夫かよ。
てか絶対覚えてたろぴくとさん。チラチラ飲み物のとこ見てたもんなぁ！？
優しいわ、泣きそうになる。
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るー - 続きはもうないんですか…？ (2019年2月17日 9時) (
レス) id: 63c55599ba (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる@猫うどん(プロフ) - 燐さん» おお！燐さん！覚えてます覚えてます！いやはや…お気に入り登録が出来なくても見てくれるだけで嬉しいっすわ。ぶっちぎり１位…wありがとうございます！ (2018年12月8日 10時) (レス) id: 73c35fc54e (このIDを非表示/違反報告)
燐 - ↓長文すみません！ (2018年12月8日 3時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
燐 - お久しぶりです(*´∇｀*覚えていらっしゃいますか？)前にこの作品を大好き！！と言った燐です。訳あって占ツクにログインできないのでお気に入り登録できないのが悔しいですがうちの心の中でお気に入り作品の中でこの作品がぶっちぎり1位を獲得し、鎮座し続けてます…笑 (2018年12月8日 3時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる@猫うどん(プロフ) - 白林檎◇./低浮上さん» …ちょっと今から立ててきます！大事な情報っすねそれ。ありがとうございます (2018年12月1日 17時) (レス) id: 73c35fc54e (このIDを非表示/違反報告)
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