初めて聞く話 ページ18
恥ずかしい、そんな理由で素直になれない
ひょくちぇの褒め言葉が上手に処理できない…
こんなにもっと恋愛しておけばよかったなんて今まで思ったことなかった
可愛くいたいけど…
「ひょくちぇはカサノバだってスジンもよく言ってた」
スキルがない私には難しいみたい…
「ヤー…笑」
呆れ顔のひょくちぇに聞いてみたくなった
「あの最初声掛けたのだってスジンが可愛かったからなんでしょ？信じられない…笑」
2人が付き合って間もなくしてスジンから聞いた、10年前の事務所の前での出来事
2人が別れても私が動けなくなった最大の原因
最大のショック…ずっとひっかかってたエピソード…
人のことタイプだと言っておいて知ってるんだからね、なんて心の中で思って
私なりの少しの意地悪、少しの仕返しのつもりだった
「は…？笑 ちげー…笑」
眉をしかめて笑ったひょくちぇには気付いてたけど
「今更隠さなくてもいいよ笑」
そうなんだ、と受け入れられるほど大人ではなくて
さらっと、流してしまおうと思った
のに
「違うつってんじゃん」
明らかにトーンが変わったひょくちぇの声にビクッとして
「………」
そんな私の意地なんてすぐに後悔した
怒らせた、それしかなくてどうしようそればっかりだった
「あー…笑 違くて…笑 俺はー…Aを助けたの」
言いにくそうに恥ずかしそうに口を開いて出てきた言葉に…固まった
…私？
彼の口から出た自分の名前に鼓動が早くなったのがわかった
「声かけるちょっと前から慰めるの見てて、あれじゃどこ行ってもあの子ああやって慰めるんだろうなー…困った顔して息白くして背中さすって…って思ったら声かけてた」
初めて聞く話に
「それをスジンがしつこくそう聞いてきたから仕方なく…てか、昔も多分言ったけど俺はAの方がタイプだったし…って、そっちで話しかけたんだっけな笑 あれ？昔過ぎて…あー…懐かしいなー…笑」
改めて聞く話に…
嘘だと信じられないような話に…
誤魔化して笑い話に変えようとしてるひょくちぇの話に笑えなかった
多分なんかじゃない、言ってた
でもじゃあなんで私じゃなかったの…って
なんでスジンだったの…って
押し寄せる解けない疑問……
でも何を考えてもやっぱり結局。
10年前ひょくちぇはスジンを選んだ
……選んだじゃん
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ぽむ(プロフ) - ここす。さん» ここすさん、こんにちわ＾＾わー、ありがとうございますｐｑ引き続き面白いと言ってただけるように頑張ります＾＾！ありがとうございますpq (2013年12月20日 15時) (
レス) id: 2105967168 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - gongさん» gongさん、こんにちわ＾＾コメントありがとうございます＾＾素直に…なるのでしょうか……ありがとうございますpq頑張ります！＾＾ (2013年12月20日 15時) (レス) id: 2105967168 (このIDを非表示/違反報告)
ここす。 - 最高に面白いです！ぽむさんのペースでお好きな形で更新していって下さい(^^)お体の回復と小説を応援してます☆ (2013年12月19日 0時) (レス) id: 5e32de3f5b (このIDを非表示/違反報告)
gong(プロフ) - 切ない(TωT) みんな素直になれたらいいのに。。。ぽむさんの更新嬉しいです。体調無理なさらない程度の更新待ってまーす。 (2013年12月18日 19時) (レス) id: a92ca0fc88 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - まぉさん» まおさんお久しぶりです＾＾！はい…そして入院してしました…＾＾笑！わー嬉しいですpqありがとうございますpq更新も頑張ります＾＾！ (2013年12月17日 21時) (レス) id: 2105967168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ
| 作成日時：2013年11月24日 16時
