偽り237 ページ10
〔瓜江side〕
貴方「瓜江君も人喰いなのかい？」
瓜江「･･･違います。喰種用の武器を見ましたよね？簡単に言えば、その武器を纏ったようなものであって人を食べたりはしません。」
貴方「ふーん･･･不思議なものなんだな。まあ、君たちからしたら壁の中での暮らしや巨人という生き物についても不思議なものなんだろうけど。」
瓜江「･･･」
軽い自己紹介をし終わったあと、長い道のりをこの人と歩いてはいるが無闇矢鱈にこちら側に干渉してこようとはしない様子で、むしろ、歩きながら手に持っていた書類の確認などを行ったりしていた。
･･･初めは挨拶程度で済ませるつもりだったが、この前の出来事が後ろ髪を引っ張り、案内役を引き受けてしまった。
･･････らしくない。
こんな世界で功績をあげようが何の意味もない。ましてや、この世界の奴の案内人なんて。こんなことをしている暇があるのなら訓練なりしてクインクスの強度をあげた方が自分の為になる。
白鳩は未だに死神についての情報を手に入れられておらず停滞状態になっているが、そろそろ考える方向を変えた方がいいだろう。例えば･･･SSSレート『九尾』とか。
前はナッツクラッカーを逃してしまったが、鈴屋上等から聞いた話では九尾や眼帯といったレートの高い喰種もまたこちらの世界にきているということだ。奴らとは1度も戦ったことがないが、もし戦う機会があるとすれば･･･それは功績をあげる絶好のチャンス。
元の世界に戻れば、昇進は間違いないだろう。
そんなことを考えていると、いつの間にか団長室の前まで辿り着いていた。･･･が、何やら変だ。団長室の扉の前には見張り役として40代くらいの男性憲兵が2人おり、その前には何故か不知と篠原特等がいた。
篠原「少しだけでもいけませんか？こちらにピクシス司令官が来ていると伺ったものですから。」
憲兵「ダメだ、そういうことなら後にしてくれ。今から3兵団の団長と総司令官であられるザックレー総統での話し合いが行われるため、部外者は中に入れん。」
貴方「その話し合いに参加しに来た者なのですが。」
篠原「！･･･君･･･」
不知「な！なんでお前もここにいるんだよ瓜江！」
瓜江「たまたまだ。」
そんなことはどうでもいい。
何だ？この憲兵らの見下した態度は。
そいつらの視線は、俺の横にいた調査兵の奴に注がれていた。
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キョンシー(プロフ) - さいこーです！更新楽しみに待ってます！！ (1月10日 21時) (
レス) @page25 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
不明瞭(プロフ) - いつの間にか更新されている……!!!!!!!!!!!!素敵なこの物語の続きをずっと楽しみにしてました!!!!!!楽しく読ませていただいてますありがとうございます!!!!!!!!!!!! (12月3日 3時) (レス) id: ce5be02646 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - パスタ好きのさらさんさん» さらさんありがとうございます･･･！何年も放置してて再燃して占ツクに戻ってきてちょこちょこ更新するようになりましたが、お褒めの言葉凄く嬉しくて戻ってきた甲斐があったなと思います･･･！これからも楽しんで頂けたら嬉しいです！(*ˊᵕˋ*) (9月12日 0時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 久しぶりに占ツクを開き拝見した作品だったのですが、とにかく細部まで拘っていてクオリティが高いな…と感動しました！どちらの作品も大好きなので展開が楽しみです！ (9月10日 21時) (レス) @page3 id: 30568b4fd3 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ヨモギ餅さん» ありがとうございます！更新が不定期になってしまってすみません。楽しんでいただけるようにこれからも頑張ります！ (8月30日 20時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2023年8月16日 10時
