偽り249 ページ22
〔瓜江side〕
不知「瓜江、どうする？丸手さんにこのことを･･･」
瓜江「いや、丸手さんではなく篠原さんに話す。あの人は、俺たちよりもだいぶ前の過去からタイムスリップしてきた人だから疑わずに済みそうだ。」
不知「"疑わずに"ってことは･･･やっぱり瓜江も感じたか？」
瓜江「ああ、少なからず俺たちと同じくらいの時間軸にいた白鳩に"裏切り者"がいる可能性がある。」
俺たちが本格的に白鳩として動くようになってから、なんの疑いもなく上層部から降りてくる情報を鵜呑みにして、九尾がSSSレートであると思い込んでいた。それも俺たちだけじゃなく、他の白鳩もさも当然のように。
意味が分からない。
もう何年も前に九尾は消息不明の状態だってのに、誰も疑問に思わなかったのか？まさか、こちらの世界に来て白鳩ではない人に指摘されるなんて。それほど、俺たちの脳は麻痺っていたということか。
瓜江「事の経緯を篠原さんに話して、過去の九尾についての情報と俺たちが持っている九尾の情報を照らし合わせる必要がある。それから、上層部でこの情報を作成した人についても密かに確かめる必要が･･･」
不知「だからといって、その情報を流した奴を知ってるって奴がこっちの世界に来てるかは分からんし、難しい調査になりそうだな･･･。こういうときに"さっさん"がいればな
･･･。」
瓜江「･･････佐々木は･･･こっちの世界に来てないのか･･･？」
不知「普通に考えれば来ているはず。なんたって、死神と対峙したのはさっさんと俺たちの3人だぜ。それに･･･俺たち全員が死神の返り血を全身に浴びた。さっさんだってこの世界のどこかに･･･」
瓜江「･･･もし･･･"来てない"あるいは"来ることが出来なかった"のなら、佐々木はいったいどうやってかいくぐったんだ？」
俺たちクインクス班の指導者、佐々木琲世。
喰種に情けを見せるほど温厚な奴で、いつもヘラヘラしてて掴みどころがない。そんな佐々木は、過去20年間の記憶を失っている。一体何者で、どんな特別な体質を持っているのか俺たちは未だ佐々木について理解できていない。
･･･もっと佐々木について知っていれば、この行き詰まった問題の解決策が思い浮かんだりしたのだろうか。いや、今はそんなこと考えている場合ではない。俺と不知が生き残るためにはまず、隠された真実を暴かなければ。
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キョンシー(プロフ) - さいこーです！更新楽しみに待ってます！！ (1月10日 21時) (
レス) @page25 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
不明瞭(プロフ) - いつの間にか更新されている……!!!!!!!!!!!!素敵なこの物語の続きをずっと楽しみにしてました!!!!!!楽しく読ませていただいてますありがとうございます!!!!!!!!!!!! (12月3日 3時) (レス) id: ce5be02646 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - パスタ好きのさらさんさん» さらさんありがとうございます･･･！何年も放置してて再燃して占ツクに戻ってきてちょこちょこ更新するようになりましたが、お褒めの言葉凄く嬉しくて戻ってきた甲斐があったなと思います･･･！これからも楽しんで頂けたら嬉しいです！(*ˊᵕˋ*) (9月12日 0時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 久しぶりに占ツクを開き拝見した作品だったのですが、とにかく細部まで拘っていてクオリティが高いな…と感動しました！どちらの作品も大好きなので展開が楽しみです！ (9月10日 21時) (レス) @page3 id: 30568b4fd3 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ヨモギ餅さん» ありがとうございます！更新が不定期になってしまってすみません。楽しんでいただけるようにこれからも頑張ります！ (8月30日 20時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2023年8月16日 10時
