偽り248 ページ21
〔貴方side〕
瓜江「確かに･･･九尾が行方不明の状態でレートを上げられるわけがない･･･。一体どこで改変されたんだ？」
不知「いや！改変つっても俺たちは上層部からの情報を受け取ってる訳だし間違いなんてないはずだろ･･･？」
貴方「･･･」
･･･2人も同じく不審点に気付いたらしく、焦りの表情を浮かべて考え込んでいる。これは妙な事だ。レートってもんは喰種の強さの基準のため、強さが変動しない限りレート変更は行われない。
元々の私の強さはSSレート。平均的な特等捜査官では撃退できないレベルと判断されているが、私自身の情報が未だに白鳩側へ開示されていないため、仮のレートとされてきた。それがまさかのSSSレートへの昇格だ。
特等捜査官上位が複数人いるチームでさえも撃退できないレベルに知らずと変更されていたのだ。これは、実の兄である有馬をぶつけられる程の訳の分からない次元の話になっている。普通に考えれば、上層部の誤情報だ。
それをすんなりとこの2人が受け入れていたということは、その時間軸の世界で私はとてつもない脅威とされているのだろう。行方不明の状態で･･･。
そして、もう1つおかしな点を見つけた。
私が疑問に思っていた"時間軸"についてだ。
最初は、その時間軸についてもっと詳しく知るために彼らに問おうと思っていたのだが、"不知が放った言葉"に重大な事実が紛れ込んでいた。
･･････今は場が悪い。ここを一旦離れよう。
貴方「･･･どうやら一大事ならしいですね。私も熱が入ったあまり言葉遣いが悪くなってました。」
不知「！･･･いや！このままタメ口でいこうぜ！歳も近そうだし、何かあったら互いに助け合えるからさ。」
貴方「えっ･･･」
瓜江「俺も･･･。堅苦しい話し方は無しにしよう。むしろ、Aの発言のおかげで何かしらの糸口が見つかりそうだ。礼を言う。」
貴方「そう･･･か。分かった、じゃあ敬語はなしで。2人とも案内してくれてありがとう、また機会があれば会おう。」
不知「ああ！じゃあなA！気をつけて帰れよ！」
･･･そうして、別れの挨拶をしたのち慌ただしくもその場を後にした2人の背中を見送り、私も足早に憲兵団本部の敷地から離れた。
･･････焦りが一段と深まる。
彼らがこのことに気付くのは時間の問題だが、その前に私が･･･"私自身"について調べなければならない。
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キョンシー(プロフ) - さいこーです！更新楽しみに待ってます！！ (1月10日 21時) (
レス) @page25 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
不明瞭(プロフ) - いつの間にか更新されている……!!!!!!!!!!!!素敵なこの物語の続きをずっと楽しみにしてました!!!!!!楽しく読ませていただいてますありがとうございます!!!!!!!!!!!! (12月3日 3時) (レス) id: ce5be02646 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - パスタ好きのさらさんさん» さらさんありがとうございます･･･！何年も放置してて再燃して占ツクに戻ってきてちょこちょこ更新するようになりましたが、お褒めの言葉凄く嬉しくて戻ってきた甲斐があったなと思います･･･！これからも楽しんで頂けたら嬉しいです！(*ˊᵕˋ*) (9月12日 0時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 久しぶりに占ツクを開き拝見した作品だったのですが、とにかく細部まで拘っていてクオリティが高いな…と感動しました！どちらの作品も大好きなので展開が楽しみです！ (9月10日 21時) (レス) @page3 id: 30568b4fd3 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ヨモギ餅さん» ありがとうございます！更新が不定期になってしまってすみません。楽しんでいただけるようにこれからも頑張ります！ (8月30日 20時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2023年8月16日 10時
