偽り230 ページ3
〔貴方side〕
ﾘｳﾞｧｲ「おい、さっさと答えろクズ野郎。お前がしたいことは何だ？･･････！」
貴方「！」
チビ野郎もこの少年の異変に気付き、彼を凝視した。こんなにも若いのだからエルヴィンの質問にさえ答えられないと思っていたが･･･そうではなかった。
その少年は･･･
歯を食いしばって鋭い眼光をこちらに向けていた。
そして･･･
ｴﾚﾝ「･･･調査兵団に入って･･･
.
.
.
.
.
.
･･････驚いた。
その歳で出せるような殺気じゃないだろ。
彼もまた、5年前に巨人が襲来した時の被害者だが･･･ここまで殺気立つものか？だが、確かなことは･･･巨人化の力を抜きにしても彼には並外れた巨人駆逐への執着心があるということだ。普通出来ねぇよ、あんな表情。
ﾘｳﾞｧｲ「･･････悪くない。」
貴方「！」
ｴﾙｳﾞｨﾝ「！」
不意に、チビ野郎が口を開いた。
そして、もたれていた身体を壁から離し、牢屋に近づいていき、鉄格子を掴んであの少年を見据えたのだ。
ﾘｳﾞｧｲ「･･･エルヴィン、こいつの世話は俺が責任を持つ。上にはそう言っておけ。･･･俺はこいつを信用したわけじゃない。こいつが裏切ったり暴れたりすれば、すぐに俺が殺す。」
貴方「あら？どっかの誰かさんが私に対して言ったような言葉ッスね。デジャブってやつかしら？」
ﾘｳﾞｧｲ「お前は黙ってろ、A。」
貴方「んっふふ。」
ﾘｳﾞｧｲ「だが、こうすれば上も文句は言えんはずだ。俺以外に適役はいないからな。･･･認めてやるよ、お前の調査兵団入団を。」
ｴﾚﾝ「！」
.
貴方「いいんですか？団長。」
ｴﾙｳﾞｨﾝ「ああ。これが今のところの最適解だからな。私からも異論はない。そうなれば、私たちが次にやるべき事はエレンの所有権の獲得だ。」
貴方「･･･準備しておきます。」
これで調査兵団の今後の予定は大方出来上がった。
あとは"死神"について捜査を始めなければならない。ここ最近、あいつは不気味なくらい静けさを保っている。それが相まって不安を掻き立てられるが、私たちもただただやられっぱなしは良くないだろ。
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キョンシー(プロフ) - さいこーです！更新楽しみに待ってます！！ (1月10日 21時) (
レス) @page25 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
不明瞭(プロフ) - いつの間にか更新されている……!!!!!!!!!!!!素敵なこの物語の続きをずっと楽しみにしてました!!!!!!楽しく読ませていただいてますありがとうございます!!!!!!!!!!!! (12月3日 3時) (レス) id: ce5be02646 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - パスタ好きのさらさんさん» さらさんありがとうございます･･･！何年も放置してて再燃して占ツクに戻ってきてちょこちょこ更新するようになりましたが、お褒めの言葉凄く嬉しくて戻ってきた甲斐があったなと思います･･･！これからも楽しんで頂けたら嬉しいです！(*ˊᵕˋ*) (9月12日 0時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 久しぶりに占ツクを開き拝見した作品だったのですが、とにかく細部まで拘っていてクオリティが高いな…と感動しました！どちらの作品も大好きなので展開が楽しみです！ (9月10日 21時) (レス) @page3 id: 30568b4fd3 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ヨモギ餅さん» ありがとうございます！更新が不定期になってしまってすみません。楽しんでいただけるようにこれからも頑張ります！ (8月30日 20時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2023年8月16日 10時
