偽り242 ページ15
〔ﾋﾟｸｼｽside〕
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ﾅｲﾙ「んで、縁起が悪いからってこの間舞踏会に使ってた建物は壊して新しいのを作れだとか言い始めたんですよ。貴族にとっては有り余る金を消費するだけだが、一般市民からしたら痛手だ。」
ﾋﾟｸｼｽ「今回のことで難民が増えている時にそれはいかんな。丁度そいつとは顔見知りなのじゃ、私から時期ではないことを話しておこう。」
ﾅｲﾙ「司令官から言って頂けたら取りやめてくれるでしょうよ。なんたって、1番信頼を置かれているのがあなたなのですから。」
ﾋﾟｸｼｽ「たまたま顔見知りだっただけじゃ。･･･おや？補佐官グラスが空いているではないか、もう一杯いかがかな？」
貴方「ああ、いや･･･私は
ﾋﾟｸｼｽ「はっはっはっ！なーに、大したことではないよ。今度エルヴィンとも飲みたいと思っておるのじゃ。伝えておいてくれ。」
貴方「分かりました。」
ﾋﾟｸｼｽ「･･･」
飲み始めてからだいぶ時間が経ち、オレンジ色に染まっていた景色もいつの間にか暗くなっていた。息抜きのようで実は壁内で起こったことについての情報共有をしつつも、エルヴィンの補佐官である彼女の様子を見ていたが･･･歳の割には冷静で周りが良く見えている。
ナイルにいびられそうになりながらも軽くあしらってはいるが、相手への尊重は欠かさない。かと思いきや、街の問題事について話し合えば、しっかりと自分の意見を述べている。位が高い団長であるワシらや最高司令官であるザックレーがいるのにも関わらず、ここまで焦りを見せずに対応するとは。
エルヴィンは何も考えずに彼女を補佐官に任命したわけではなかったようだ。何せ、舞踏会での人喰いの襲撃ではエルヴィンをいち早く守ろうとしたのが彼女であり、今回の巨人襲来の際も調査兵と白鳩でツーマンセルを組むことによって戦いを有利にしたのも彼女だ。
･･･私の杞憂に過ぎなかったようだな。
歳をとってから保守的になってしまったように感じる。
彼女を品定めしてしまったのは悪いと思っている。･･･が、それくらい慎重にならねばいけないのだ。これから先は、沈黙が保たれていた壁の内側は騒がしくなるだろう。
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キョンシー(プロフ) - さいこーです！更新楽しみに待ってます！！ (1月10日 21時) (
レス) @page25 id: 84d2022181 (このIDを非表示/違反報告)
不明瞭(プロフ) - いつの間にか更新されている……!!!!!!!!!!!!素敵なこの物語の続きをずっと楽しみにしてました!!!!!!楽しく読ませていただいてますありがとうございます!!!!!!!!!!!! (12月3日 3時) (レス) id: ce5be02646 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - パスタ好きのさらさんさん» さらさんありがとうございます･･･！何年も放置してて再燃して占ツクに戻ってきてちょこちょこ更新するようになりましたが、お褒めの言葉凄く嬉しくて戻ってきた甲斐があったなと思います･･･！これからも楽しんで頂けたら嬉しいです！(*ˊᵕˋ*) (9月12日 0時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 久しぶりに占ツクを開き拝見した作品だったのですが、とにかく細部まで拘っていてクオリティが高いな…と感動しました！どちらの作品も大好きなので展開が楽しみです！ (9月10日 21時) (レス) @page3 id: 30568b4fd3 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ヨモギ餅さん» ありがとうございます！更新が不定期になってしまってすみません。楽しんでいただけるようにこれからも頑張ります！ (8月30日 20時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だお
| 作成日時：2023年8月16日 10時
