✿159 ページ16
Aside
〈学級裁判場〉
澪田「けど輝々ちゃんの声は確かに大広間で聞こえてたよ！唯吹のキャラ設定に懸けて断言するっす！」
狛枝「そう、花村クンは倉庫じゃなく大広間にいたんだよ。つまり･･･彼が犯人だとは考えられないんだ」
日向「いや、そうはならないはずだ」
『それは･･･違う･･･よ』
花村「な、なんで･･･だよ･･････なんでそんな風に、ぼくに言いがかりばっかりつけてくるんだよぉ！」
『私達は花村くんを責めたい訳じゃない･･･』
日向「俺達はただ･･･」
狛枝「A、日向クンもっと胸を張っていいよ。キミ達は自分が信じた希望に進んでいるだけなんだから･･･さてここからはAの出番だよ」
『私･･･の？』
狛枝「そうだよ。ボクはね希望そのものであるAが光り輝くところを見たいんだ！だからその希望で花村クンの希望を打ち砕いてみてよ！」
『わかった･･･私が必ず証明してみせる！』
私達は議論を始めた
狛枝「まずは改めて聞くけど･･･花村クンは停電中に倉庫に行ったの？」
花村「そ、倉庫になんて行ってる訳ないじゃん！その時、ぼくは別の場所にいたんだ！」
澪田「輝々ちゃんの声なら”唯吹が聞いた”っす！顔に似合わず美声でした！」
小泉「録音された声とかじゃないの？」
澪田「いんや、”生声”だったすっよ！」
花村「ね、今の証言がある限りは･･･ぼくが”大広間にいた事実”は揺るがないよ！」
『その矛盾･･･撃ち抜く！･･･私達が大広間で花村くんの声を聞いたからって「大広間にいた」事の証明にはならないよ』
花村「え？ ど、どうして･･･？」
日向「そうか･･･！花村･･･大広間の床を思い出してみろよ。あそこの床は隙間だらけだっただろ･･･？」
『だからね･･･床下から上がった声でも大広間の声と同じように聞こえたはずだよ』
花村「･････････あべばべばっ！？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メロン(プロフ) - コメントありがとうございます！これからも頑張ります！改めてこの作品を読んで頂き本当にありがとうございました！ (12月2日 8時) (
レス) id: 618d6aeac9 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこひとみ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます‼️本家のストーリーの流れと一緒でとても読みやすく、夢主ちゃんも違和感なく馴染んでいて楽しんで読ませてもらっています☺️これからも応援させていただきます！ (9月3日 13時) (レス) @page43 id: 94ec95a85c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メロン | 作成日時：2023年8月15日 10時
