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Aside
〈ホテル レストラン〉
『蜜柑ちゃん･･･大丈夫だった？』
罪木｢うゆぅ⋯なんか頭がガンガン痛みますけど、大丈夫ですぅ⋯｣
小泉｢でも、ドジっ子ってレベルじゃなかったよね。ほとんど手品みたいな転び方だったよ⋯｣
七海｢それよりさ⋯これで全員揃ったんだよね？だったら、そろそろ始めようよ⋯⋯⋯眠くなってきちゃったし A｣
『うん･･･』
七海ちゃんが眠くなったから肩を貸した
十神｢そうだな⋯名残惜しいが朝食はいったん中断して、話を始めるか｣
ぜ、全員揃ってから･･･結構時間経っちゃったけどね･･･
十神｢まずは、お前達に質問だ。俺達はあのモノクマによって殺し合いを命じられた訳だが⋯そんな”異常な状況下”を生き抜くにあたって、今の俺達に必要なものはなんだと思う？｣
九頭龍｢チッ、知るかよ。いいからさっさと本題に入れや｣
十神｢本題に入って欲しくば、さっさと答える事だ｣
終里｢⋯オレらに必要なモン？そんなのメシと寝る事だろ？｣
弐大｢否ッ⋯便を忘れておるのぉ⋯つまり、答えは”快食、快眠、快便”じゃああああ！｣
十神｢⋯もっとマシな答えはないか？｣
狛枝｢もしかして⋯それって”絆”なんじゃないかな？｣
日向｢絆⋯？｣
狛枝｢ボクは思うんだ⋯超高校級のみんなが協力し合えれば、どんな絶望をも乗り越えられる希望だって生み出す事ができるって。だから⋯この島から脱出する為に必要なのは、ボクらが”お互いに結束し合う事”なんじゃないかな！｣
西園寺｢わー、真顔で言ってるよー！よく恥ずかしくないねー！｣
狛枝｢⋯あ、やっぱり臭かった？｣
辺古山｢だが、一理あるかもしれんな。だからこそ、モノクマは私達が信じ合わないように、互いが疑心暗鬼になるようなルールを強いるのだろう｣
十神｢なるほどな⋯なかなか立派な答えだ。確かに、この状況に”個人”で立ち向かうのは不可能だ。ならば”集団”として戦う他ない⋯だが、その団結の為に必要なのは、”絆”などと言う甘っちょろい繋がりではない｣
狛枝｢じゃあ⋯なんなの？｣
十神｢今の俺達に必要なのは明確なリーダーによる”秩序を持った統率”だ！｣
弐大｢なるほどのぉ⋯団体競技でもキャプテンが必要不可欠だしのぉ｣
十神｢喜べ。俺がその役を引き受けてやろう｣
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作者名：メロン | 作成日時：2023年6月28日 15時
