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Aside
〈大広間〉
日向「ん？テーブルの裏側に何か貼り付いているぞ」
『これってガムテープ･･･？』
日向「しかも、ガムテープの表面に、塗料のような物が塗られている･･･」
『･･･これ、夜光塗料だ･･･ん？何これ？』
日向「望遠鏡･･･みたいだけど･･･どうして望遠鏡が落ちてるんだろう？」
狛枝「日向くん･･･それは望遠鏡なんかじゃないよ」
日向「え？じゃあ･･･なんだよ？」
『あ、これ･･･暗視スコープ･･･？』
狛枝「そう 暗視スコープなんだよ スーパーで見た事があるんだ？防犯グッズなんかも置いてあったはずだよ」
日向「･･と言うことは犯人はこの暗視スコープを使って”停電の中で”十神を刺し殺したって事か？」
『･･･そうなのかもしれないね』
日向「･･･次は十神の死体を調べるぞ」
『･･･うん』
日向「･･･大丈夫か？」
『･･･少し落ち着いたから大丈夫』
日向「そうか･･･じゃあ始めるぞ。テーブルの下でうつ伏せのような格好で倒れているな」
『･･･まるで何かしようとしている最中のような･･･そんな風に見えるけど･･･』
日向「確か、モノクマファイルによると、腹部から喉にかけてめった刺しにされてるんだよな」
『･･･そうだね･･･あ、ナイフがある』
日向「この血塗れのナイフが･･･十神を殺した凶器なのか？ていうか、犯人はどうやってこのナイフを大広間まで持ち込んだんだ？」
『確かに･･･十神くんのボディーチェックや厨房の捜査で危険物はケースに入っているはずなのに･･･』
日向「可能性があるとすれば、ジュラルミンケースにあった物を奪ったか･･･見つかりにくい場所に隠していたかだな」
しばらく経ち私達は十神くんの死体を捜査する事にした
日向「うっ 凄い量の血だ･･･テーブルクロスの内側にも血痕が付着しているし･･･めくり上げた手前のテーブルクロスにも付いてる･･･」
『･･･きっと刺された時にかなり勢いで血がまき散ったんだろうね。でも血痕には引きずった跡とかはないみたいだね』
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作者名：メロン | 作成日時：2023年6月28日 15時
