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Aside
〈厨房〉
私は引き続き調査をした
厨房のテーブルには中華に和食にフレンチにイタリアンに
魚料理やすごくデカい骨付きお肉まである！
花村くん随分張り切ったね
食べられるかな･･･この量
十神「さっきのシュラスコのような危険物は、そこの料理の中にはなさそうだな」
『･･･うん』
日向「そう･･･みたいだな･･･」
魚や肉の骨まで危険とか言い出したら、どうしようかと思った･･･
日向「ん？この紙は･･･」
『備品リスト･･･かな？』
十神「この厨房の備品リストのようだな」
フォーク×20、ナイフ×20、スプーン×20、鉄串×5、フライパン×3、ワイングラス×20･･･
それとバーベキュー用の鉄板とか･･･銅用のカセットコンロまであった
十神「ちゃんと手入れが行き届いているようだった。問題なく使えそうだったぞ」
『ん？ リストと現物の数が合わない物がある･･･』
日向「なぁ、本当にここまでする必要があるのかよ？」
十神「⋯する必要があるからやっているんだ 約束を果たす為には念には念を入れて警戒しなければならない」
『本当に⋯それだけなの⋯？』
十神「⋯どういう意味だ？」
日向「俺もそう思う⋯ひょっとしたら何かあったんじゃないかと思ってさ⋯」
『急にパーティーを開くなんて、何か理由があるとしか思えなくて⋯』
十神「そうではない⋯俺は昔から⋯疑い深い性格なだけだ」
十神くんは何か決意したかのように
私達に過去を話してくれた
十神「他人を疑い続け⋯そして疑われ続ける⋯俺はかつてそんな生き地獄のような生活を送った⋯こんな性格になるのも無理は無い」
日向「お前の⋯その過去って⋯」
『まさか⋯』
十神「⋯今はまだその時ではない。だが、いつか⋯それを話せる時も来たはずだ」
十神くんの謎が深まった
でもそれと同時に十神を知れて私は嬉しかった
十神「おい、無駄話は終わりだ。さっさと危険物を探すぞ」
日向「あ、あぁ⋯わかったよ⋯」
『はい･･･リーダー！』
私が返事をした瞬間･･･
花村「あっれぇーーーー！？」
と花村くんが叫んだ
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作者名：メロン | 作成日時：2023年6月28日 15時
