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Aside
〈ジャバウォック公園〉
九頭龍「あ？聞こえなかったか？ だったらもう一度言ってやんよ オレは殺れる･･･そう言ったんだよ」
日向「なぁ、九頭龍･･･とりあえず少し落ち着いたらどうだ？」
九頭龍「気安くオレの名前を呼んでんじゃねーぞ！」
『く、九頭龍くん･･･殺しなんかダメだよ』
九頭龍「オレはなぁ、テメーらなんぞとは、違う世界の人間なんだ･･･殺るか殺られるか･･･元からそういう世界に生きている人間なんだよ 最初のルールより今の方がよっぽどわかりやすくていいぜ！」
小泉「いい加減にしないと･･･本気で怒るよ！」
九頭龍「テメー、俺をガキ扱いしてんじゃねーぞ！」
辺古山「もう、やめよう･･･そんな言い争いは不毛だ」
九頭龍「うっせーんだよ！こんな仲良しごっこに付き合ってられっか！おい、殺されてーヤツは前へ出ろ･･･オレがこの場で殺ってやるぜ」
終里「面白れーじゃねーか･･･是非ともやって貰いてーもんだな･･･！」
日向「そ、そんな簡単に挑発に乗ってどうすんだよっ！」
十神「･･･そこまでだ」
九頭龍「･･･あ？」
十神「九頭龍よ･･･お前の考え方はわかった。俺はその考え方自体を否定するつもりはない･･･俺もそういう時期があったからな」
九頭龍「･･･テメーまでガキ扱いするつもりか？」
十神「だが、無暗に殺してどうなる？逃げ延びなければ、お前も処刑されるんだぞ？それとも･･･それが望みか？だとしたら･･･この苦境から逃げるための遠回りなやり方だな。それこそ本当のガキだ」
九頭龍「なっ、なんだと･･･ッ！」
十神「いいか、この島にいる限りは誰も死なせんぞ！一切の犠牲者はこの俺が許さん！それは九頭龍･･･お前も同じだ。俺はお前を死なせん！」
九頭龍「な、なんだそりゃ･･･キレイ事ばっか言いやがって･･･！」
十神「確かに、一般人が言ったら、ただのキレイ事だろうな･･･だが、俺は十神白夜だ。そのキレイ事を可能にする選ばれし男だ」
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作者名：メロン | 作成日時：2023年6月28日 15時
