✿698 ページ6
Aside
〈グッズ倉庫〉
七海｢ほら、左の手の平を見てよ。左腕を切られた時に飛んだ血だと思うんだけど･･･｣
A『変な･･･血痕の付き方だよね･･･？手の平の血痕が途中で途切れちゃってるの･･･』
日向｢確かに、途切れてはいるけど･･･飛び散った血が、そこまでしか届かなかっただけじゃないのか？｣
七海｢まぁ、確かに手の平の血痕の説明は、それで済むかもしれないけどさ･･･｣
日向｢･･･ん？ 他にも不自然なところがあるのか？｣
A『”手の甲の部分”を見るとね･･･指の第二関節あたりにだけ･･･不自然に血が付いてるんだよね･･･』
日向｢本当だ･･･なんでこの部分だけ？｣
七海｢ほらね、やっぱり不自然でしょ？私達が言った通りでしょ？私達の勝ちだね｣
七海ちゃんは私に抱きついた
A『ふふっ･･･』
日向｢そ、そうだな･･･お前達の勝ちだな･･･｣
でも、どうしたら･･･こんな不自然な付き方に･･･なるんだろう･･･
〜ナイフ〜
日向｢ナイフが手の平を貫通している･･･ッ！｣
ソニア｢そのナイフは･･･軍事施設にあった物ではないでしょうか？｣
日向｢あぁ、言われてみればそうかもな･･･アーミーナイフって感じだし･･･｣
A『･･････凪斗の両足と左腕の傷も･･･そのナイフによるものみたいだね』
日向｢つまり･･･犯人はこのナイフで、狛枝の両足と左腕を傷付けた後･･･最後に右手に突き刺したって事か？｣
ソニア｢そして･･･とどめに槍で狛枝さんを･･･な、なんて残酷なのでしょう！｣
A『でも･･･どうして槍を使う必要があったんだろう･･･』
ソニア｢それは･･･確かに変ですね。何か･･･そうせざるを得ない理由でもあったのでしょうか？｣
そうせざるを得ない理由･･･か･･･
〜焼けたロープ〜
A『凪斗の右手首がロープで結ばれてる･･･でもそのロープの先端は燃えて切れてるみたい･･･』
日向｢やっぱり･･･火事の影響で燃えたのか？･･･ん？でも変だぞ｣
A『うん･･･ロープが焼き切れてる割には･･･至近距離にある凪斗の服には影響がないんだろう･･･？』
日向｢もっと調べるぞ｣
A『そうだね･･･』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
