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日向side
〈学級裁判場〉
七海｢それにね、アルミの紙クズが落ちてたベットの下から”ガスマスク”とか”手袋”なんかも見つかったんだよ｣
九頭龍｢それって･･･毒を消火弾の容器に入れる時に使ったのか？｣
日向｢危険な毒だからな･･･入れ替えの際に細心の注意を払ったんだろう｣
左右田｢だ、だからどうしたんだよ！？狛枝が消火弾の容器に入れて持ち込んだ毒薬を自分で吸って死んだんだろ？結局あいつは自·殺じゃねーか！だったらもういいじゃねーか！｣
終里｢そ、それもそうだよな･･･容器を処分してねーって事はさ、やっぱ共犯者なんていなかったって事だしな｣
九頭龍｢ほら見ろ･･･やっぱ結論は同じじゃねーか。狛枝は自·殺･･･それで決まりなんだよ･･･｣
七海「･･･確かに、共犯者っていうのは私の勘違いだね。そんな人なんていなかったんだよ･･･」
ソニア「そ、そうですよね」
七海「それより･･･”もっと恐ろしい真実”だったんだよ。そうだよね･･･A」
A『うん･･････』
日向「･･･え？」
九頭龍「もっと恐ろしい真実･･･だと？」
終里「おい･･･今度は何を言い出すつもりだ？」
左右田「な、なんだよ･･･まだ続ける気かよ･･･！」
ソニア「さすがにもういいんじゃないですか？狛枝さんが自·殺なのは間違いありませんし･･･」
A『よ、良くないです！』
終里「オメーはなんでそんなに･･･前を向いていられるんだよ･･･狛枝の真実を知るのが怖くねーのかよ！」
A『怖いよ！でも･･･モノミ先生が言ってたように･･･絶望から目を背けちゃいけないって･･･思ったんだよ･･･』
モノミ「Aちゃん･･･」
Aは泣きながら･･･そう言った
九頭龍「･･････で、次はなんだよ」
七海「･･･狛枝くんが毒の持ち運びに、消火弾の容器を使ったのはわかったけど･･･だったら、それが持ち込まれた時と狛枝くんがその毒を吸い込んだ時って･･･」
A『その2つは同時に行われて･･･私達が”消火弾を投げた”時･･･としか考えられないよね』
ソニア「だ、だとすると･･･毒を持ち込んだのも･･･その毒をまいたのも･･･」
日向「”俺達の中の誰か”って事になる･･･！」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
