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Aside
〈学級裁判場〉
日向｢そうだ･･･その可能性を忘れてた･･･見た目には残らない方法って言えば･･･”毒殺”って可能性があったよな｣
終里｢毒殺･･･？｣
ソニア｢確かに見た目には残りませんけど･･･なぜ、急に毒の話が出てくるのですか？｣
あ、思い出した･･･！
A『凪斗のコテージを調べに行った時に･･･そこにあった冷蔵庫の中に”モノクマさん特製の毒”っていう物が入ってたんです』
左右田｢どどど･･･毒ゥ！？｣
七海｢･･･それも”毒殺専用の毒”だってさ。そっか･･･そう言えばそうだね･･･あんな不吉な物が事件に関係してない訳ないよね｣
ソニア｢も、もし死因が毒殺だとしたら、狛枝さんの体に直接的な傷は残りませんよ･･･！｣
九頭龍｢ただ、毒殺だと体に特徴的な死斑が出ちまう場合が多いけどな･･･｣
左右田｢へぇ･･･さすが”ヤク”には詳しいんだな｣
九頭龍｢･･･どういう意味だ？｣
A『でも･･･死斑が出たとしても、体があれだけ血塗れになってたら･･･さすがに気が付かない･･･よね？』
九頭龍｢ま、まさか、自分の体に傷を付けたのは、それをカモフラージュする為だったのか！？｣
七海｢･･･そういう可能性もあるんじゃないかな｣
左右田｢けどよ･･･狛枝は両手が塞がってたんだぞ。どうやって毒を飲むんだよ？｣
終里｢左手は縛られた上に槍を握ってたし･･･右手にはナイフが刺さってたんだもんな｣
ソニア｢遅効性の毒でしたら、その前に飲んでおいた可能性もありますよね？｣
日向｢いや、ビンのラベルにあった注意書きには”即効性がある”って書いてあったんだ｣
九頭龍｢じゃあ、無理だろ。死ぬ直前は両手が塞がってんだからよぉ。それにあいつの口はガムテープで塞がれてんだぞ･･･飲むにしたって口に入れられねーじゃねーか｣
A『ううん･･･そんな事ないよ』
九頭龍｢･･･あ？｣
A『凪斗は毒を”飲んだ”訳じゃなくて･･･”吸い込んだ”んだよ』
ソニア｢吸い込んだ･･･？｣
日向｢そうか･･･！注意書きに”気化すると危険”って･･･あったんだ。つまり、気体を吸い込むと危険って意味だよな？｣
終里｢毒ガスか！それなら鼻から吸い込めばいいだけだ！狛枝はそれを吸ったんだな！｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
