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Aside
〈学級裁判場〉
A『今回の･･･モノクマさんファイルには･･･”死因”が明記されてなかったの』
七海｢うん･･･今までは必ず死因について明記してあったのに･･･これって変だよね？｣
ソニア｢ですが･･･死因は一目瞭然でしたよね？狛枝さんのお腹を貫いた槍･･･どう見てもあれが死因に決まってますって｣
左右田｢書くまでもねー事だったから、書かなかっただけじゃねーのか？｣
終里｢どうなんだ、モノクマ？｣
モノクマ｢黙秘権を行使します！｣
七海｢でも、前の田中くんの時も、その前の罪木さんの時もそうだったけど･･･｣
A『モノクマさんファイルに”あえて書いてなかった事”って･･･その事件の重要な謎になってた･･･よね？』
ソニア｢今回も･･･そうだと仰るのですか？｣
九頭龍｢ちょ、ちょっと待てや･･･じゃあ･･･狛枝が死んだ件にはまだ裏があるってのか？やっぱり狛枝は自·殺じゃねーとでも、言うつもりかよっ！？｣
日向｢いや･･･狛枝が自·殺ってのは間違ってないと思うんだけど･･･ただの自·殺じゃないっていうか･･･ちょっと思ったんだ。あいつは本当に･･･俺達を皆殺しにする為に自·殺したのかって･･･｣
終里｢狛枝を庇うのかよ！？｣
日向｢そうじゃない･･･俺が言ってるのは”悪い意味で”なんだ｣
ソニア｢･･･悪い意味？｣
A『うん、凪斗の”悪意”は･･･いつも私達の想像以上だった･･･だからこれくらいで辿り着けるような真実が･･･彼が命懸けで企んだ悪意だったのかな･･･？』
日向｢だって･･･相手はあの狛枝なんだぞ？｣
モノクマ｢うぷぷ･･･キミ達は狛枝クンの事を本当に信用してるんだね。彼の悪意を信用するからこそ、彼の悪意を疑い続ける･･･さすが狛枝クンのマリオネット･･･Aさんだね！｣
A『･･･！』
モノクマ｢主人の事をよくわかっていらっしゃる！狛枝クンの友達･･･日向クンもだね！｣
日向｢な、何が友達だよ･･･！｣
七海｢･･･で、みんなはどうするの？本当にこのまま投票しちゃうの？私は全員が納得するまで続けるべきだと思うけどな。たとえ、念の為だとしてもさ･･･｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
