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日向side
〈学級裁判場〉
A『うん･･･きっと、ムチの部分に付いてた血痕が･･･天井の梁を通過した時に付いたんだろうね･･･』
日向｢･･･どうだ、この方法を使えば、狛枝が自分で自分に槍を刺す事は可能なはずだぞ｣
左右田｢マジかよ･･･ホントにそんな方法で･･･自·殺したのか･･･？｣
七海｢むしろ･･･そんな方法で自·殺する為に、あの槍を凶器に選んだんじゃないかな？｣
A『そう･･･だね･･･あれが他殺だったら･･･わざわざ、あんな槍を使う必要なんてないもん』
終里｢そのトリックを成立させる為には、その槍である必要があったから･･･って事か｣
九頭龍｢･････････じゃあ･･･マジなのかよ･･･？あいつが自·殺ってのは･･･マジなのかよ？あの全身の傷も全部･･･あいつが自分でやった事だったのかよ！｣
ソニア｢致命傷になった槍は最後に狛枝さんに刺さったはずですから･･･狛枝さんは槍を握ったまま、自分の全身を傷付けていったという事ですよね？｣
終里｢･･･口のガムテープも自分で貼ったのか？｣
七海｢痛みで声を上げてみんなに気付かれない為に、自分で自分の口を塞いでおいたんだろうね｣
左右田｢そ、そこまですんのかよ･･･く、狂ってるってレベルじゃねーぞ！どうしてそこまでできんだよッ！｣
日向｢きっと･･･自·殺とは思えない自·殺をする事で･･･俺達を間違った答えに誘導しようとしたんだ･･･あいつの目的は俺達全員の処刑だったんだよ！｣
九頭龍｢そ、その為に･･･自分をメッタ刺しにしたってのか･･･？｣
終里｢そんなにオレらを全滅させたかったのかよ！？｣
左右田｢異常だ･･･異常過ぎるって･･･｣
A『･････････それが･･･凪斗なんだよ』
そう言った･･･Aの声は異常に震えていた
死んでもなお俺達やAを脅かす圧倒的な悪意･･･
それがあいつの悪意だったんだ･･･
ソニア｢ですが･･･1つだけわからない事があります。彼は”裏切り者をあぶり出す”と仰っていましたよね？あの件はどうなってしまったのでしょう･･･｣
左右田｢あいつはきっと･･･オレらごと裏切り者を殺すつもりだったんですよ･･･！｣
ソニア｢でしたら、なぜ最初からそうしなかったのでしょう？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
