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Aside
〈学級裁判場〉
七海｢左右田くんの言う通り･･･確かに、私達はずっと騙されっぱなしだったよね･･･でもね、私達はまた騙されたとしても、やっぱりみんなを信じたいんだよね｣
A『何度騙されたとしても･･･それでも七海ちゃんと私はみんなの事を信じたい･･･』
九頭龍｢オレだって犯人なんていねーって思いてーけどよ･･･やっぱ、自·殺なんてあり得ねーだろ｣
七海｢本当に･･･そうかな？｣
左右田｢け、けどよォ･･･あの状況で自分で槍を刺すのは無理なんじゃ･･･｣
A『ご、ごめん･･･言い方が悪かったかも･･･』
日向｢･･･え？｣
A『えっと･･･確かに”難しい”とは言ったけど･･･”無理”とは言ってないんだ･･･』
七海｢そうだね･･･あの槍を自分に刺す方法なら･･･なんか･･･ありそうな気がする｣
左右田｢ど、どんな方法だよ？｣
七海｢･･･それはわからない｣
終里｢･･･わかんねーのかよ｣
A『私達2人じゃなくて･･･みんなの力を合わせて･･･考えてみようよ』
七海｢今までだって･･･そうやって乗り越えてきたんだし｣
ソニア｢みんなで･･･力を合わせて･･･｣
日向｢･･･よし、やってみよう！｣
私達は再び議論を始めた
七海｢狛枝くんは･･･どうやって自分に槍を刺したのか･･･｣
A『みんなで協力して考えてみよう！』
ソニア｢槍が狛枝さんに刺さった時･･･右手はナイフで”塞がっていた”のですよね？｣
左右田｢動かせたのは左手だけか･･･｣
九頭龍｢けど、その左手も縛られてたぞ｣
左右田｢だったら”左手も除外”か･･･｣
日向｢それは違うぞ！まだ左手の可能性を除外するのは早いぞ｣
左右田｢ど、どうしてだよ･･･だって左手は縛られてたんだぞ？｣
日向｢･･･ただ、あの左手には、ちょっと気になるところがあったんだ。手の平の血痕なんだけど･･･なんだか妙な血痕だと思わなかったか？｣
A『血痕が付着してるのは･･･手の平の下の部分だけで、そこから先が不自然に途切れてたよね？』
終里｢血が飛び散った時･･･そこまでしか届かなかっただけだろ？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
