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日向side
〈学級裁判場〉
七海｢そっか、だからヌイグルミのお腹に、あんな穴が空いてたんだね？｣
A『･･･あの穴にナイフの柄を差し込んで固定して･･･そこに自分の手を振り下ろしたんだよ･･･それなら、ヌイグルミを手元に置けばいいだけ･･･』
七海｢それにあのヌイグルミの謎の出血にも理由が付けられるよ｣
日向｢右手をナイフに振り下ろして刺した時の狛枝の血だったんだな･･･｣
左右田｢な、なるほど･･･そういうカラクリもあるか･･･｣
終里｢一瞬、マジでモノクマが死んだと思ったけどな｣
七海｢そうやって･･･ナイフを右手に刺した後で、用済みのヌイグルミを火元の方に払いのけたんだね｣
左右田｢上手い具合に火事で燃えてくれりゃあ、証拠隠滅にもなるって考えたんだろうな･･･｣
ソニア｢･･･九頭龍さん、それならどうですか？｣
九頭龍｢いや、まだ1番デケェ問題が残ってるぞ。狛枝の腹に刺さった槍だ･･･順番的に考えれば･･･致命傷になった槍が1番最後に狛枝に刺さったはず･･･だったらどうやったんだ？｣
終里｢槍を先に刺しただけだろ。そのままガマンしながら右手にナイフを刺して･･･｣
ソニア｢ガ、ガマンにも限度がありますよ！｣
七海｢確かに･･･あの状態で自分に槍を刺すなんて、かなり難しいね｣
A『そう･･･だね･･･ナイフが刺さった右手で扱うのも難しいし･･･縛られた左手でも難しいとなると･･･』
終里｢･･･無理って事か｣
七海｢だけど･･･私とAにはどうしても、狛枝くんの死が他殺だとは思えないんだよね｣
A『うん･･･』
ソニア｢それは･･･わたくしも同感です。あんな風に残酷に殺す人がこの中にいるなんて･･･わたくしには信じられません｣
モノクマ｢信じられないって言うか･･･うぷぷ、信じたくないだけでしょ？でも、そうやって今まで何度も裏切られてきたよね？だったら今回も･･･｣
モノミ｢あんたは黙ってるでちゅ。ミナサンのジャマをするのはルール違反でちゅよ｣
左右田｢だ、だけど･･･モノクマの言う通りだよな･･･今まで何度も裏切られてきた訳だし･･･今回だってそうかもしんねーよな･･･｣
ソニア｢では、左右田さんはわたくし達の中に犯人がいると仰るのですか！？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
