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日向side
〈学級裁判場〉
A『現場に、モノクマのパネルが大量に倒れてたでしょ？あれは無造作に倒れてるように見えるけど･･･』
日向「一列だけキレイに折り重なるように倒れてたんだ･･･”倉庫の扉から火元までの一列”だけがな」
九頭龍「それに･･･なんか意味があったのか？」
A『きっと･･･犯人はあのモノクマさんのパネルを利用して･･･”ドミノ倒しの仕掛け”を作った･･･』
終里「ドミノ倒しって･･･並べた牌をパタパタと倒して遊ぶ、アレの事だよな？」
七海「犯人はその牌の代わりに、モノクマのパネルを使ったんだよ。私達が倉庫の扉を開けると、扉に押された最初のパネルが倒れて･･･」
A『そこからパネルがドミノ式に倒れていって･･･最後にライターからカーテンに引火する仕掛けだね』
九頭龍「けど、あんな大きなパネルが倒れてったら、さすがに誰か気付くんじゃねーか？」
日向「気付いて欲しくないからこそ、グッズ倉庫の照明を消してたんだろうな･･･」
左右田「あの倉庫が暗かったのって･･･俺達からドミノ倒しの仕掛けを隠す為だったのか」
A『それともう1つ･･･犯人がドミノ倒しを隠す為にやった事があったはずだよ』
日向「それって･･･あのMP3プレイヤーの事だな？」
A『そう･･･倉庫で鳴り響いてたあの讃美歌は･･･パネルが倒れていく音を隠す為のものだったの･･･』
終里「そうか･･･オレが気になった音って、パネルが倒れていく音だったんだな･･･」
七海「でも、終里さんが違和感を抱いたのって、あの音だけじゃないよね？今振り返ると･･･倉庫の扉を開けた時もだよね？」
終里「あぁ！ あの時扉につっかえてたのが、モノクマのパネルだったのか！」
ソニア｢そこで扉を開けた事によってドミノ倒しが始まり、倒れていったパネルが最終的にはライターを倒して･･･｣
七海｢うん、そうやってグッズ倉庫が火事になった･･･はず･･･なんだけど･･････｣
A『･･･････』
七海と同時に･･･Aは浮かない顔をしていた
左右田｢･･･Aさんも七海も浮かない顔っすね｣
A『･･･あの時、あかねは言ってたよね？”扉が少ししか開かない”って･･･』
終里｢パネルがつっかえてたせいだろ？｣
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
