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日向side
〈狛枝のコテージ〉
七海「でも･･･それも仕方ないのかもね」
日向「なんで仕方ないんだよ･･･？」
七海「だって･･･それが彼の才能なんだもん」
日向「･･･え？」
A『才能を持つっていう事はね･･･その才能に縛られるって事でもあるんだ。才能を手にした時点で･･･その人の生き方は決定付られてしまう･･･』
七海「その人は自分の才能に頼らざるを得なくなってしまう･･･本人の望む望まないは別としてね」
モノクマ「そういう意味では･･･超高校級なんて人達よりも、日向クンの方がよっぽど自由なのかもね」
日向「な、なんだよそれ･･･！」
モノクマ「えー、とにかくですね･･･十神クンに関するオチはそういう事なんだ！」
A『もしかして･･･あの時十神くんが言ってた事って･･･』
モノクマ「詐欺師としての呪われた運命について愚痴ってただけじゃない？」
日向「･･･クッ！」
モノクマ「だけど･･･もし”学園生活の記憶”があれば、オマエラも騙される事はなかっただろうにねぇ･･･だって、初対面ならともかく･･･希望ヶ峰学園に通ってたオマエラなら超高校級の詐欺師の存在を知ってたはずだもんね 」
日向「結局･･･それかよ･･･結局、すべてが･･･その記憶喪失ってヤツに繋がるのかよ･･･」
モノクマ「まったく、未来機関は憎い連中だよね」
A『記憶を奪ったのは･･･未来機関の人達･･･』
モノクマ「そうだよ、憎いでしょ？」
A『で、でも･･･何か理由があったんですよね？』
日向「･･･えっ？」
A『モノミ先生はその事について聞くと･･･必ず去ってしまいます･･･絶対何か理由があるはずです･･･でも、私達には”言えない”･･･』
モノクマ「･･･あーあ、Aさんの推理力には絶望的ですな･･･その推理力なら･･･裏切り者なんて一瞬でわかっちゃうんじゃない？」
日向「誰なんだよ･･･その裏切り者ってヤツは･･･この17人分のプロフィールを見たって･･･誰が未来機関の人間かなんてわからないし･･･本当に･･･そんなヤツがいるのかよ･･･？」
モノクマ「そら、わからないでしょうね！わからないようにしたんだもん！」
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作者名：メロン | 作成日時：2024年3月28日 17時
